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THE FELLOWSHIP : BEGINNING OF THE END

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 7月18日、横浜のぴあアリーナMMにて開催されたATEEZオフラインライブのTHE FELLOWSHIP : BEGINNING OF THE END in JAPAN 最終日。WOWOWでの生配信もあり、後日DVD/Blu-rayにもなるため収録が入った公演へ行ってきた。

かなり長くなる予感がするが、今年一の思い出になったため記録用としても残しておく。また、特筆したい点が複数あるため、抽選期間から公演後ミニペンミーティングまで分けて記しておく。
 まとめるとATEEZはもちろんのこと、彼らの所属事務所KQ Entertainmentの運営がとても好きになる公演だった。

 

 

チケット販売/公式トレード:計3万席完売

 2年前に始まったツアーがコロナにより延期になるものの、今年2022年から再開されたワールドツアーTHE FELLOWSHIP : BEGINNING OF THE END。そのラスト公演が日本となった。三日間の開催の内わたしが参戦できたのは最終日のみ。FC1次からFC2次、e+先行、4ヶ所でのプレイガイド先行、一般抽選、一般先着とかなりの応募枠があったが個人的感覚で言えばおそらくFC販売でほぼ埋まったと思われる。

 わたしが当選したのはFC1次で1日分だったが、その後の応募は全て落選した。特に一般先着に関してはプレイガイド各所で応募が開始したものの、サーバー落ちもなく1分足らずで完売表示になったため、正直なところ形だけだったように思う。
またFC2次途中で応募が予想以上だったためか、2階立ち見席が開放された。

 それでもTwitter情報を見る限りでは、全日落選のファンもいたようだ。そのためか高額転売チケットが出回るようになってしまった。おそらくここまでは他のグループでもあることかもしれない。
しかし7月1日、ATEEZ所属KQ Entertainmentからチケットトレードサービス実施の案内が来た。当選したが諸事情により参加できなくなったATINY(ATEEZのファン)が定価で売り出し、チケット購入したいATINYが定価でかつ抽選で購入できる公式サービスだ。

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 確認した限りでは数は少ないものの、トレードに出されているチケットがあったため、少しでも多くのファンが公演を観られたかもしれないと思うと嬉しい。
また応募もかなりスムーズにできたため、簡便性も高いのではないだろうか。何よりいつも情報を追っている限りでは、KQはこういったファンへの対応やサービス開始までの動きが早い方ではないかと思う。

 少しだけ調べたところどうやらJYPではTWICEやStray Kidsは公式でトレードサービスを実施しているようだが、K-POPの他グループではあまり見受けられなかった。
また、SEVENTEENはライブ会場にて公式トレード場を設けたことがあるようだった。

 

 

分散本人確認/FC認証と入場:スタッフ体制

 当日、ランダムでの本人確認が為されることは決まっていたが、7月13日に分散での全員本人確認に変更するという案内があった。アリーナから2階席、3階席、4階席まで時間帯分散で本人確認をするものだったが、この制度が非常に良かったと思う。

  • 約1時間〜1時間半ごとに分散
  • 確認ブースは会場1階と2階の二ヶ所

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 わたしの同行者が確認時間に間に合わない旨を伝えたところ(新幹線予約より分散確認案内が後に出たため)後からでも大丈夫だという案内をされた。
公式HPでも記載があるが、実際指定の時間帯でなくとも確認はできた。そして何よりもブースでのスタッフ配置がかなり多く、1分も待たずとも案内され、確認も1分ほどで終了したそのスムーズさにかなり驚いた。
確認後はグレーの紙リストバンドを左手指定で巻かれ、FC会員は黄色のリストバンドも巻かれる。これが後に記載するミニファンミーティングでのFC確認で利用された。
そして最終日からマスクを外しての顔確認も追加されたため、不正入場させまいというKQ側の気概をかなり感じて良かった。
 物販販売も隣で行っていたが目視確認をする限りでは、長時間夏の暑い野外で待たされることなく案内されていたように思う。
 またアリーナ席は確認が10時からと早めではあったが、そこはさすが都会横浜というべきか、ぴあアリーナMMに併設されたカフェもあれば、周りに商業施設はあるため確認が終わったあとも時間つぶしはいくらでも出来る。

 そしていよいよ入場だ。最終日は15時開場の16時開演だった。ところで世間の三連休での公演だったが、16日、17日は16時開場、17時開演であり、おそらく最終日だけ時間が早いのも次の日が平日であるためにそうなったのではないかと思う。
 1万人もの観客が会場に入るわけだが、本人確認は済ましているためリストバンドを見せ、チケットを確認してもらえれば入場ができる。わたしが入場したのは16時半過ぎだったが、またもや並ぶことなく待たされることなく入場が出来た。
 そして公演開始10分前ほどには全員が着席できていたのではないかと思うほどきっちり埋まっていた。

 

 

公演

 ステージについて、これは正直一言では全ての魅力を伝えることが難しいのだが、彼らがインタビューで事前に話していたように死ぬほど練習して用意したであろう「本気のステージ」を見せてもらったと思う。
ただ全てを詳細に記載することは、わたしの記憶力的にも難しいので覚えている範囲で書いていく。またわたし自身はメンバー全員が好きではあるが、推しを決めろと言われたらパクソンファさんなので、そこは情報量に偏りがあることを前提としておく。

 入場が始まるとスクリーンには大体MVが流れたり、準備されたVTRが流れたりするがATEEZもそこは変わらずMVが流れていた。そして公演が始まる直前は最新曲のMVが流れることが多い。しかし7月29日にカムバが決定している彼らは映画予告のようなトレーラーが2つyoutubeにて公開されており、暗転後そのトレーラーが直前に流れ始めたのは個人的に面白いと思った。

 彼らの物語はデビューからずっと続いており、MVだけでなく、音楽番組や年末の祭典、サバイバル番組キングダムなどでも必ずと言っていいほど、物語の伏線が張られている。
そして今回のツアーのセトリをみても、デビューからの様々なアルバム収録曲を披露してくれている。また、最終日公演が始まる前に次のワールドツアーTHE FELLOWSHIP : BREAK THE WALL開催が決定し、12月には再度日本公演があると案内された。
その前提情報があった上でトレーラーが流れたことや、公演後に改めてセトリを思い出しても、彼らのステージは全てが繋がっていることを感じられとても好奇心をそそるものだった。

 またライティニ(応援棒)がBluetoothで繋がれているのだが、暗転後にトレーラーやMVに伴って光るライティニがとても綺麗だった。少しオレンジ掛かった光がメインなのか。久しぶりに見るその光景に、ライブに来たなという実感が湧いたのが嬉しかったことを覚えている。

 トレーラーの後はROCKY(日本語ver.)のMVが流れいよいよ舞台の幕が上がった。
全体の流れとしては3月にWOWOWでオンライン放送された日本単独ライブとほぼ同じようなものであったが、曲数はそれよりも増え、かつ歓声禁止と言えど1万もの客席が埋まった会場での生パフォーマンスはあまりにも格別なものだった。

- VCR -
01 - WONDERLAND(Symphony No.9 "From the Wonderland")
- MC -
02 - 해적왕(Pirate King)
03 - Say My Name
- MC -
04 - Treasure
05 - Precious
- VCR -
06 - Utopia
07 - Better(Japanese Ver.)
08 - Still Here(Japanese Ver.)
09 - Dreamers
- MC -
10 - INCEPTION
11 - Deja Vu
12 - Take Me Home
- MC -
13 - Desire
14 - HALA HALA
- MC Maddox -
15 - Easy On Me / Adele
16 - Knight / Maddox
- VCR -
18 - Answer
(- Declaration)
19 - 불놀이야(I'm The One)
- MC -
20 - Good Lil Boy
21 - 선도부(The Leaders)
22 - 춤을 춰(TO THE BEAT)
23 - THANXX
- MC -
24 - ROCKY (Japanese Ver.)
25 - 멋(흥 : 興 Ver.)

アンコール
- VCR -
26 - Eternal Sunshine
27 - Dancing Like Butterfly
- MC - 写真撮影
28 - Star1117
29 - 야간비행(Tubulence)(Japanese Ver.)
- メント -

 衣装チェンジはアンコールを通して3〜4回ほどあったが、幕開けは黒を基調としたシルバーの装飾が煌びやかな衣装からだった。

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 ステージはメインステージと一本の花道で繋がれたセンターステージが用意されていた。アリーナ席真ん中を少し潰し、センターステージを置いた形だった。
ちなみにわたしは2階席のメインステージ真正面だったが、全体を見るにしてもかなり良席だったと思う。

zaseki.music-mdata.com こちらのサイトから座席表をお借りすると、アリーナA4、B4あたりが花道になっておりB4、C4半分周辺がセンターステージになっていたのではないかと思う。
 一応楽曲ごとにステージ移動も記載しているが、間違いがあるかもしれないのでなんとなくの動きが分かれば良いかな程度に見てほしい。



01 - WONDERLAND(Symphony No.9 "From the Wonderland")
 - メインステージ
 待望のステージはそれこそ生で観たかった待望のWONDERLANDから始まった。さらにキングダムやオンラインライブで披露した編曲バージョンだ。

 この壮大な音楽と共にATEEZが登場してきたことでかなりボルテージは上がる。ホンジュンさんの掛け声から始まるが、この曲以外でも今回の公演を通して彼のパフォーマンス中のリーダーシップは非常に頼もしく、かつ最高に士気が高まるものだと思った。
 ソンファさんのお気に入りシーン(剣捌き)では、数日前にお披露目してくれたばかりの新しい剣でのパフォーマンスだったのだが、それはそれはとても美しく洗練されたものだった。わたしはどうしても推しに対して猫可愛がりするタイプなのだが、ソンファさんにもそれは変わらず新しい剣で格好良く決まったね〜よかったね〜、と心の中で全力で褒めた。満足そうにしていたのがとても可愛いかった。(どう考えても濃いメイクに鋭い目つきで睨んでいるので、かわいいという表現で合っているのかは謎だがかわいい)
 そしてジョンホさんの4段高音を生で聴けたのだが、本当にあの声量であの音域を大迫力で歌い上げる凄さに圧倒された。音源や音楽番組で聴いているようなものの比ではないほど感動する。後ほど彼の凄さを語るが、ATEEZにとって重要なメインボーカルの歌声は一度でいいから生で聴いてもらいたい。
 また、ATEEZの曲は後半に畳み掛けるような音とそれに伴った激動のパフォーマンスに入ることが多い気がする。そしてライブ初っ端からそれも変わらず、なんならアンコール前までその熱量でパフォーマンスをずっと続けるのだが、WONDERLANDも同様だ。最終日にハプニングはなかったものの、初日にはオープニング曲でサンさんのズボンが破けたらしいのでそれほどのパフォーマンスの激しさということだ。

02 - 해적왕(Pirate King)/03 - Say My Name
  - メインステージ
 MCで挨拶を挟んだ後はデビュー曲のPirate Kingに続けてのSay My Nameだ。彼ら自身が話しATINYが彼らを海賊と呼ぶ所以でもある"海賊王"。自らで考えた力強い群舞がモニターの映像と相まって大航海をしているようだった。
WONDERLANDのモニターでは青を基調とした広大な海が広がっていたのを覚えているが、荒波をものともしないようなパフォーマンスと壮大な音楽がとても良かった。
 Say My Nameはこれもまた後半の畳み掛け群舞が好きだが、鬼のような形相で顔を何度も覆ったあと、整然と軍隊のように後ろ手で立ち終わる様は生で見ても格好良かった。

04 - Treasure/05 - Precious
 - センターステージ→メインステージ
 これは音源で聴いても楽しいパートだが、実際に音が繋がったパフォーマンスをみると大変興奮した。そしてホンジュンさんの狂気に満ちたような何も映っていないような表情にゾクゾクした。
 ところでそれぞれのパートでそれぞれの表情管理が凄まじいので、目が足りないとこの辺りで気付きだした。それぞれのメンバーの見たいパートがあるが、そのパートの時に別メンバーの表情やダンスも見たくなり、かつ彼らの全体を引きで見たときの迫力を知っているのでそれも見たくなり。本当にどう考えても目が足りない。
 何回畳み掛けるねんと突っ込みたくなるほど、畳み掛け群舞があるATEEZさんだがもちろんPreciousもその一つであり、個人的にその追い込みでぞわぞわと昂った感情が込み上げてくるので大好きである。(この後の曲でももちろん畳み掛けてくる)

06 - Utopia
 - メインステージ
 大好きなUtopiaターンがきた。衣装替えがありここから少し雰囲気が変わった。白を基調としゴールドの装飾が入ったものだ。これのシルバーパターンもあるが、最終日はゴールドの方だったように思う。(同行者の記憶)

 
 
 
 
 
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写真はいつもATEEZのツアーについて素敵な写真を撮ってくださるフォトグラファーBoobaさんのインスタグラムから。今回のツアーでも沢山の写真をあげてくださった。

 ATEEZの楽曲はステージ用の編曲が多いように感じるが、その編曲もまた簡単に言いたくはないが天才的なので感動する。Utopiaは元々の音も少し切なく聞こえるが、ライブ用に編曲されたピアノ旋律はさらに情緒的でとても美しかった。
 Utopiaはユノさんから入るのだが、歌声の素晴らしさに目を見張ったのを鮮明に覚えている。スモークが焚かれ、モニターの映像も幻想的だったのだが、ユノさんの優しくもはっきり透き通った歌声が聞こえたのも相まって、本当にユートピアが現れたようだった。実は今回音響もかなり良いと感じたのだが、本人たちの声や音がかなり明瞭でとても聞きやすかった。それをおそらくこの辺りで強く感じたと思う。
 そして既に何度目かの待望パート、ソンファさんのハイトーンが生で聴けたのは本当に嬉しかった。力強さと切なさを同時に感じるこのパートは、見事な声量と美しさだった。以前Vogでこのパートは顔がブサイクになるからいやだ、と練習風景を見せてくれなかったのだが(毎回憑依したような表情はいいのか)、それほど全力で出し切ってくれるものをライブで聴けたのはとても有り難い。
 またUtopiaはジョンホさんのパートが他楽曲より多いように感じるので、かなり大変だろうと思うのだが、一切ブレず歌い上げるのは聴いていて本当に気持ちが良いものだった。

07 - Better(Japanese Ver.)/08 - Still Here(Japanese Ver.)/09 - Dreamers
 - メインステージ→センターステージ
 日本語曲パートはみんなが楽しそうで可愛くて笑顔の多いステージだったように思う。楽曲自体も清涼感溢れるものや爽やかな明るさがあるので、コンセプトに沿って表情管理もパフォーマンスも変わる彼らには、それは必然的なものだったのかもしれない。
 彼らの日本語はMCでも感じたが、3月に行われたオンラインライブの時よりかなり上達していた。発音だけでなくとてもナチュラルに会話をするので、本当に何回めちゃくちゃうまいな?!と思ったか覚えていないくらいには自然だった。ステージ練習と同時に日本語の勉強もかなり時間を費やしてくれたのだろうと思う。その努力が目に見えてわかるのは感動するし、本当に感謝の言葉しか浮かばない。

 ステージに関してはソンファさんのBetterでのサビ前コレオが可愛くて好きなのだが、あのペンギンのような手の形とウェーブが生で見ても可愛かった。
 またヨサンさんのBetterソロパートのコレオはINCEPTIONやWINなどと匹敵するほど燦爛たるものだと思っている。そのヨサンさん独特の踊りと共に低音ボイスが会場に広がり、一度音が落ちる部分はとても惹き込まれた。

 わたしが初めて知ったATEEZの曲は実はStill Hereなのだが、誰の曲かもあまり理解せず良いな、と思いダウンロードしたその曲をとうとう生で聴けた時の嬉しさといったら忘れられないと思う。
 囁くような声から入り、ラップ調が多いのもとても良い。サンさんの澄んだ歌声とあの安定感は、普段の激しいパフォーマーとしての姿をあまり彷彿させないのでいつ聴いても驚く。しかし体力が有り余っているのか常に動いているので、歌い上げる安定感としての体力の想像は容易かもしれない。
 そして年上組、マッジュ(맏형즈:맏즈)の絡みが見られるラップパート。海外公演からレポが上がっていたり、オンラインライブでもあったので待ち構えてはいたそのパートだが、今回はホンジュンさんがソンファさんに抱きつき頬チューをしたように見えた。正直角度によるのでわからんが、わたしが見たものが正しいのであれば顔を近づけていたのは間違いないと思う。とても可愛かったし、ホンジュンさん最終日だからか頑張っているぞ、と思った記憶がある。(ホンジュンさんはスキンシップが苦手)(ほんまか?)
 Still HereとDreamersはミンギさんがお休みしていた時期の曲なので音源とは少し異なる。オンラインペンサやライブでも歌ってくれていたので何度か聴いてはいたが、やっぱりミンギさんの低音ラップはとても良かった。特にStill Hereは新たに追加された歌詞なので新鮮であり、かつこれが生で聴けた、という嬉しさが増した。
ただDreamersのソンファさんラップも好きだったので、ライブではもう聴けないとなると少し寂しいような気もする。
 ちなみに日本公演では日本オリジナル曲のDreamersだった部分は、海外公演ではWAVEだったようだ。それを知るとWAVEも聴きたいと思ってしまう。
最後Dreamersで終わった後、ウヨンさんが「うーらら うらら」と歌いながらセンステに走ってきた姿が小学生のようで可愛かった。

10 - INCEPTION/11 - Deja Vu/12 - Take Me Home
 - センターステージ→メインステージ
 待ちに待った、何度目かの待望の優美な絢爛たる闇堕ちメドレーターン。ここからは本当にずっと息が止まっていたと思う。惜しいことに煌びやかな仮面をつけた写真はNAVER POSTでしか見つけられなかったため掲載できないが、ぜひ開いて見てほしい。

naver.me

 ここもまた編曲されたINCEPTIONから始まるが、突如ぴあアリーナMMがここはヴェネチアの宮殿か何かか、と錯覚するやも知れぬ空気が漂い仮面舞踏会が始まった。全員が白い仮面をつけ優雅に奇妙に踊り出す様はまさに操り人形のようで、夢の中の夢で彷徨い続けるINCEPTIONの世界観を見事に表現している。音楽に通じていないので、正しいかはわからないがピアノから入り、弦楽器が増えていく音は焦燥感にも似たような感覚を与えられる。ATEEZさんはどことなくそういった、感情をじわじわ盛り上げてくる編曲が多いのかもしれないとふと思った。
そしてこの演出を考えた方は本当に卓越した才能をお持ちかもしれない。ライブバージョンもBBTさん(振付チームB.B Tripping)だろうか?いつもありがとうございます。一つ一つが繊細で哀愁を帯び、しかしATEEZらしく力強くもあるコレオは生で見てさらに好きになった。
 ヨサンさんを中心とした音ハメされた動きで始まり、ソンファさんが仮面をとり歌い始める姿は優雅で息を呑む美しさだった。ソンファさんのお顔は目鼻立ちがはっきりしている方だと思うが、仮面を外し真っ直ぐ見据えた表情がモニターに映った時は、本当に綺麗なご尊顔をお持ちで、と心の中でスタンディングオベーションした。
その後に続くコレオもわたしの語彙力の限界でもう褒め言葉がなくなるほどに素晴らしいものだった。サンさんの滑らかな動きも、ウヨンさんの持ち上げられながら沈んでいく演出も何回でも観たい。ライブオリジナル部分はもちろん、世界観がはっきりした演出やコレオが好きならINCEPTIONはファン歴が短いながらもかなりおすすめだと思う。

 そしてDejavuに続くわけだが好きなものが続くと頭と感情が忙しい。INCEPTIONもDejavuも雰囲気は少し暗く、色っぽいコレオが多い気がするのでとても最高である。その最高のステージはどちらもタイトル曲なので音楽番組の映像があることが幸いだと思う。どこを切り取っても誰を見ても感情が湧き上がってくるので、正直途中から全体の群舞を観るのに徹していた気がする。
 個人的好きなポイントは沢山あるが、ミンギさんのラップ時に4人が周りで"Shoot it up, Shoot it up"している部分が気持ちよくて好きだ。そしてソンファさんがヨサンさん回転椅子に優雅に乗っているパートはこの日もバッチリ安定していた。さすが公演前に腕立て100回した方なだけある。
またユノさんの”어느 곳 어떤 시간(どこでどんな時間)”部分でソンファさんの体を撫でる時と撫でない時があるが、この日は撫でていた。2人の表情もセクシーでとても良かった。
ただヨサンさんの腹だしパートではモニターに抜かれたが、割と控えめに捲られたのでその点は少しだけ惜しいと同行者が話していた。

 ユノさんにも好きだとバレているTake Me Homeはもちろん大好きだった。実は元々楽曲だけ聴いていた時はそこまでハマらなかったのだが、オンラインライブで演出を観てからとても気に入り、ぜひ生で観てみたいと思っていた。それをいよいよ観られたのは僥倖だった。
 目隠しされたサンさんから始まり1人ずつのパートが多いこの歌だが、同行者的にはその少人数でのパフォーマンスは目が足りるので有り難かったとのことだ。確かに。
またそのサンさんの歌い出しパートでは、曲が始まるまでの準備がいつも速い。鏡のセットが暗闇の中準備されるが、Take Me Homeが始まるな、と理解した途端、目隠しされたサンさんが1人暗闇の中に座っている。そして理解をしていてもサンさんの声を聴いた途端に衝撃が走る。静かな空間に広がる、とても綺麗な声での"숨 막힐 듯한(息が詰まりそうな)"から始まる歌声は、こちらの息も呑むと思う。
 個人的にTake Me Homeは静かな苦しい感情がずっと全員に渦巻いているように見える。そしてその表現がメンバーそれぞれ本当に秀逸なのだが、最後大サビでジョンホさんが無表情で3段高音を歌い上げる姿は鳥肌が立った。それまで全員の感情が表情やコレオで表現された後で、ただ切ないのか悲しいのかもわからない表情で淡々と、でも力強く歌うジョンホさんの姿を観て泣いていた。ところで泣いていたのはINCEPTIONが始まったあたりから、生で待望の演出を観ていることに感激して泣いていたけれどそれはそれだ。
そのジョンホさんに被せてミンギさんとホンジュンさんがラップで勢いよく前に出てくるのも、追い上げ群舞でラスト全員で美しく踊り上げるのも素晴らしかった。
 最後は最初と同じく1人ずつ鏡の中に連れ込まれるかのように去っていき、サンさんで終わるのもとても切なく粋な演出だと思う。

MC - 閑話 -
 まだここでライブ中盤だということにレポを書いている身として絶望している。ライブとしてはまだ中盤という最高の状態だが、実は当日ここまででかなり体力を使っていた。こんなに観客側の体力までも奪うライブは初めてだったかもしれない。踊って歌っている本人たちがかなりのボルテージでステージを成し遂げるので、それに釣られてなのかはわからないが歓声禁止でも関係なく空気が盛り上がっていた。
ちなみに同行者はこっちがちょっと休ませてほしい、とまで話していた。わたしも筋トレで体力をつけておいて良かったと思う。

 そしてこのタイミングでMCは実際にあったのでMCレポを書いておく。ただ何回かあったMCの中でどれをどこで話していたかがいまいち明確ではない。覚えている部分だけかいつまんで記載しておくが、その会話も記憶頼りなので雰囲気だけ伝われば幸いだ。ちなみにほぼ9割ほどをずっと日本語で話しており、かつテンポもかなり良かったので聞いていてとても面白かった。何度も言うが本当にたくさん勉強をしてくれたのだと思う。

・ホンジュンさんがスポしてしまった話
 「日本アルバムだしたけどなにかビハインドありますか?」という問いから始まった話。配信ライブにてホンジュンさんがまだ配信されていない日本曲を流してしまった(この辺りの内容が少し曖昧)ことがあるらしい。
ホンジュン「本当にすみませんでした」
各方面にお辞儀して謝るホンジュンさん。
ホンジュン「僕はスポのモンスター!」
吹っ切ってモンスター!って何回か叫んでいるホンジュンさんとても可愛かった。
ソンファ「かわいい…」
ここで和んでいたら、囁くようなかわいいが謎にはっきり聞こえて一部のATINYちょっとザワついていた。わたしもなんだ今の、と思わず同行者の顔を見てしまった記憶がある。
ソンファ「実はビハインドがありますー」
ホンジュン「やめてください ネタバレしちゃうかも」
自分のようにネタバレしてしまうのでは、と慌てふためくホンジュンさんめちゃくちゃに可愛かった。小動物のような可愛さがあった。
ソンファ「次の曲です〜」
そして特にビハインドではなく次の曲振りするソンファさん

・ユノさんが好きなTake Me Homeポイント
 ソンファさんの"Don't let me now~"と力を込めて歌う部分が好きらしい。わたしも好き。
その場にソンファさんは捌けていた為いなかったが、モノマネしながら歌うユノさんとメンバー。

・公演前にパンプアップしたヨサンさん
 公演前(前日だったかもしれない)に100回ほど腕立てでパンプアップをしていたらしい。ATINYに正しいフォームの腕立てを見せてくれるヨサンさん。
メンステのど真ん中でサンさんと何人かのメンバーに見守られながら、ドヤ顔で綺麗なフォームの腕立てを見せてくれた。満足そうな顔がとても可愛いヨサンさんの背中に座ろうとするジョンホさん。

・ソフィとハウルのシーン再現
 好きなアニメの話になり、ハウルの動く城が出たので2人の出会いシーンを再現しよう、という流れに。
ユノ「僕たちが(絡んでいく役)やろう」
ミンギさんを連れて背の高いツインタワーがソフィに絡む警察官役をやることになり、ウヨンさんがソフィ役に。
ただ元々やろうとしていたオリジナルソフィはジョンホさんらしく、捌けていたジョンホさんが舞台上に戻ってくるまでウヨンさんがツインタワーに挟まれていた。でかい2人に両側から肩を組まれるウヨンさん。
 途中で謎にミンギさんが、ソンファヒョンがソフィしたら、と話したのでソンファソフィが見られるのか?と興奮したがそんなことはなかった。なんだったんだ。多分ミンギさんは誰が何役をするのか忘ていた感あったので致し方ない。
 サンさんがハウル役となり、絡まれているソフィを助け出すシーン。
ミンギ「ごはん たべた、ソフィ?」
顔も厳つく背も高いので迫力はあるのにどうしても言い方がかわいくなってしまうミンギさん。そしてジョンホさんも筋肉質ではあるので、ウヨンさんが挟まれていた時より強そうなソフィ。嫌そうな顔で警察官役2人を払い除けようとした時に現れた楽しそうなサンハウル
サン「探したよ」
とても格好良くキマりATINYの反応が良かったことが嬉しかったらしいサンハウル
喜んでセンステまで走ってきていろんな方向に「さがしたよ!」連呼する。サンさんの日本語は話すときに独特の発音があるので、それも相まってずっとニコニコしながら「さがしたよ⤴︎」と喜ぶ姿が子供のようで可愛かった。
そんなサンさんを見兼ねてホンジュンさんがずっと「もういいよ」「サン」と呼んでいる姿はまさに親のようだった。気に入ったら同じことを何回もしたがる子を可愛いと思いつつ、はよ次行くぞ、と呆れた顔している親そのもの。
しかしホンジュンさん伊達にATEEZキャプテンをやっていないので、センステ近くまで行ってしまったサンさん向かって走って行き、サンさん掴まえて「探したよ」とドヤ顔でセリフを放つ。さすがキャプテン、さすがリーダー。最後に全部持っていった。
爆笑しながら崩れ落ちるサン「びっくりしたよ〜!」
サンさんを喜ばせながらも見事サンさんを連れてメンステに戻ってきたホンジュンさん。

13 - Desire/14 - HALA HALA
 - メインステージ
 閑話休題。INCEPTIONから着ているこの衣装のものは基本「生で見たかったやつ〜」となる曲ばかりである。いやそれ以外も見たいけれど。
 Desireもオンラインライブなどで見ており、HALA HALAなんて何回見たか、というぐらいには目に焼き付いているが、生の迫力はやっぱり違う。
 Desireの狂気に満ちたような表情演技と、妖艶な空気が漂い少し高音での曲入りはとても惹きつけられるものがあった。わたしは音ハメコレオが大好きだが、ATEEZさんはそれが多くて嬉しい。緩やかな時は緩やかに動き、ラップで熱気が高まってくると激しくなるパフォーマスがとても良かった。
 そしてATEEZの代名詞とでも言わんばかりのHALA HALAステージ。これを生で見るために来たと言っても過言ではないぐらいに興奮した。HALA HALAこそ畳み掛け群舞なので、曲入りとラストの温度差がすごいのだが、そのたった3分ほどで本人たちもこちらのボルテージも最大限まで上げてくるのが何よりすごい。非常に体力を必要とする曲の一つだと思う。
 どの曲のステージでも思うのが、本当にオンラインライブなどで見たようなクオリティでずっとこなしているなと。さらに音響や舞台演出も合わさり、本人たちのエネルギーを直に受けるので、想像以上のものを体全身で体感していると思う。
ラストミンギさんの息をする暇がないほどのラップで圧倒され、サンさんが叫び全員で壊れそうなほど激しく踊り狂う姿は本当のクライマックスかのようだった。当日のサンさんの叫びは次のツアーコンセプトの「BREAK THE WALL」かと思っていたが、どうやら「WAKE UP WORLD!!」だったようだ。やはり常に物語が繋がっているATEEZ。本当に世界を呼び起こせる気迫があるようだ。
首が捥げ、身体が壊れてもウヨンさんがラストに立っているように、最後までこの世界で生き残るのではないか、と思わせられた。

15 - Easy On Me / Adele/16 - Knight / Maddox
 - メインステージ
 歌手でもあり、ATEEZの楽曲制作に携わっておられるMaddoxさんが、今回の公演で共に回られているのだが、日本公演でも変わらずに曲を披露してくれた。
 一旦MCが挟まったので、メンバー全員がいるステージで紹介をされてから歌の披露だったが、メンバーと並んだときの顔の小ささにかなり驚いた。アイドルであるATEEZも顔は小さい方だと思うのだが、ステージに上がってメンバーみんなとハグをしていくMaddoxさんの顔が一番小さい。しかも目もでかい。なんなら細い。とても綺麗な造形をお持ちだった。
そしてそんな容姿で驚いていたら、歌が本当にめちゃくちゃに上手かった。個人的にEDENさんとの歌が好きなので声は知っていたし、顔もVlogなどで見たことはあったのだが、何もかもの予想を超えてくる方だった。声量もすごいが、男性にしては音域がかなり高いのではないだろうか。海外のレポでは天使の歌声、と書かれているものもあったがその通りだと思う。
さらに驚いたのが日本語もめちゃくちゃに達者な方だった。同行者が日本人ではないか、と聞いてきたがわたしの知っているMaddoxさんで合っているであれば英語も話せるが日本語はネイティブではないはずだ。
 また今回はATEEZのライブの為、ファンのほとんどがATEEZを目当てに来ているはずだが、それを理解した上でとてつもなく丁寧で、恭しい姿勢で日本語で挨拶をされた。所作や雰囲気がとても大人びており、ATEEZ最年長が98年生まれであるが、調べたところMaddoxさんは95年生まれだそうだ。折り目正しく、作詞作曲ができ、歌が上手く、声も良くて、トリリンガルで、ATEEZの子たちがとても懐いているお兄さんはすごい方だった。ATEEZを思わず"子"というぐらいには大人の方だった。年齢的に大人なのは間違いないけれど。
 ATEEZが捌ける時に「すごく才能のある方です〜」といった旨を話していたが、本当にこんな才能に溢れている方が同じ事務所にいるだけで、とても心強いし良い影響をたくさん受けるだろう、とこの数分で思った覚えがある。
ということで今回歌ってくれた"Knight"だけでも聴いてほしい。個人的に好きな歌はEDENさんとの"3 things"だ。



18 - Answer/## - Declaration/19 - 불놀이야(I'm The One)
 - メインステージ
 衣装替えしてステージに戻ってきたATEEZさんが可愛く見えてきた。元から可愛いけれど。こちらもサンさんから始まるAnswerだが、少し休憩したからかまた激しいパフォーマンスで勢いが落ちないのがすごい。体力どうなっているんだ、と薄々感じていたが、この辺りからもうこちらも勢いでついていっていた気がする。
声量も落ちない、パフォーマンスの熱量も落ちない、なんならアドレナリンが出まくっているのか、曲中の掛け声が多くなっているし、もはや咆哮のようだった。
 Declarationはサンさんとウヨンさんのダンスブレイクみたいなものだ。GDAで以前も披露していたが、踊り方はまるで違う2人がとても息の合ったコレオを見せてくれた。どちらも力強く、ATEEZのダンサーとして、一生友達の2人のステージは格好良かった。
 そしてこの後半に불놀이야をもってくるATEEZさんは骨の髄まで全てを出し切る気しかないのだと思う。本人たちが過去一大変だと話すコレオの불놀이야をやってこそ世界が完成するのだろうか。何を言っているんだ。わたしも書いていてよくわからなくなってきた。あなた疲れてるのよ。
 ただとにかくどう考えても激しすぎるステージを、全てが最後だというぐらいに発揮するATEEZさんはとてもとても格好良かった。

20 - Good Lil Boy/21 - 선도부(The Leaders)/22 - 춤을 춰(TO THE BEAT)/23 - THANXX
 - センターステージ
 終わると思ったら終わらない。彼らのステージは全然終わらないけれどわたしの記憶と体力は終わってきている。
 Good Lil Boy〜TO THE BEATはメドレーだったのだが、センステで自由に動き回り楽しそうにはしゃぐATEEZさんたちの可愛さたるや。飛んで跳ねて、ファンサたくさんして、フリーダンスで踊る姿はこれこそ観客の入ったライブだなあと感じた。
そしてほぼラップ曲なので、ミンギさんとホンジュンさん以外もラップをするのだが、それが新鮮でとても良い。照明は暗いものの、グリーンとレッドの光線が常に走っているので雰囲気もクラブのようで、自由に踊る姿とよく合っていた。
 そしてここでの本領発揮はやはりラップラインだったと思う。それまでの歌ももちろんラップパートで最高に脳が喜んでいたのだが、ミンギさんの低音ラップとホンジュンさんの士気を高める高音ラップで脳が痺れた。
ミンギさんはおそらくテンションがずっと高かったのだと思うが、とても楽しそうにファンサを行っていた姿が見られそれはそれは可愛かった。何よりラップが本当にめちゃくちゃ上手かった。技術的なものをわたしはわからないが、聴いていてあれほど気持ちよく韻を踏み、かつ自分の低音を活用できるのはすごいのではないかと思う。そして何より聴いていて楽しいし、こちらの熱量も最高潮に達した。
ホンジュンさんは初っ端のWONDERLANDからわかりやすいのが、ライブ用のラップをするのだと思う。音源と違う音程なのはよくあり、音のノリ方も変えてくる。とにかく場を盛り上げることが上手いラップに感じた。それに伴って他のメンバーも掛け声がかなり多く、この雰囲気やライブ会場を楽しんでいるように見えた。
 そのためか海外公演でもやっていたようにペットボトルの水を頭から被るホンジュンさん。続いてハイになったのか水を被るミンギさん。(というか後ろから掛けられるミンギさん)
2人のせいでびしょびしょに濡れたステージを拭きながら歌うマンネジョンホさんのシュールさ。ヨサンさんはTO THE BEATで"To the left To the right"の歌詞に合わせて左右に動き拭いていくシュールさ。周りでウヨンさんも拭いていたので、みんな濡れたステージでのパフォーマンスが危ないことをよく知っているらしい。厳ついステージで、吼えながら観客を煽りまくっているのに、同時に自分たちで床を拭くいい子たちがとても可愛かった。
ちなみに後のMCで「床濡らしたの誰ですか!」ってメンバーに言われ「すみませんでした」とホンジュンさんは謝っていた。(リーダー謝ってばかりでは?)
ミンギさんは「ちがうよホンジュンさんだよ」と責任逃れしていたので선도부(先導部)に怒られてください。
 それだけ暴れ回った後にTHANXXが始まったのだが、これもまた後半に畳み掛け群舞がある。どれだけ追い込むのが好きなんだ。しかしわたしはとても好き。
またラップパートで踊っているメンバーの表情豊かなのが好きなのだが、双眼鏡でその表情がよく見え、やはり全力で表情管理もしてくれていたことが嬉しかった。

24 - ROCKY (Japanese Ver.)/25 - 멋(흥 : 興 Ver.)
 - メインステージ
 そして本当のラストステージが近づいてきた。ラストのはずなのに、今日一番の声と今日一番の迫力で魂擦り切れるようなパフォーマンスだったのは、本当にATEEZさんのその気力と努力に感嘆の声しか出ない。
 日本公演が始まる前のインタビューで、事務所を通して「これまで絶えず送ってくださった大きな愛に応えるために一生懸命準備したので、舞台を通じて僕たちの本気が伝わってほしい」とのメッセージがあった。*1
その言葉通り、ステージを見れば彼らの本気は誰しもに伝わるだろうと思えるほどの圧巻のステージだった。
 ROCKYは一度BREAK OUTという日本の番組でパフォーマンスを行なってくれたことがあったが、生で見るとやはり他の曲同様迫力が違う。

リングに見立てた組み方からボクサーのような動きまで非常に歌詞にリンクしたコレオなのだが、彼らの精神はプロボクサーのような闘いを切り抜けてきたのか、というほどの熾烈さだった。
正直このツアーの最後の最後なので後半からのテンションは記憶が飛ぶくらいに激しく、本人たちもおそらく抑えが効かなくなったかのような激しさだった。
 ROCKYで力を絞り切ったと思ったら멋が待ち構えていたのだが、この時彼らに限界はないんだろうなと実感した。人間はここまで走り続けることができるのか、と。経験したことはないがトライアスロンに参加したかのような。ランナーズハイでも起こっているかのような。ものすごく強く激しい感覚が爆発するようで、終わった頃には訳もなく泣いていた。
 サン、ソンファ、ユノとそれぞれの方言で台詞を言うキリングパートが途中であるが、叫んでいる声によって定期的にアドレナリン分泌するよう焚き付けられている感覚だった。おそらく現場としては最高潮に盛り上がり、頭がバグりそうなほどの興奮だったと思う。
そしてラストの大サビ前、ミンギさんの高速ラップで感情は昂り、ウヨンさんの魂からの咆哮「에이티즈 마지막이다 찢자 !!!!(ATEEZ最後だやってやれ!!)」で全てが爆発したようだった。最後はATEEZなんだ。HALA HALAでもサンさんがいつも気合の叫びを入れるが、それもほとんど「ATEEZ!」なんだ。彼らがこの3時間弱で叫び投げ掛けてきた声は彼ら自身たちへのもので、メンバーの士気を最大限まで高めるものだと理解した時、本当に心底嬉しいと思った。
 自分達のためにステージを全うし、それがATINYへの応え方だとするなら最高のアイドルだなと思う。常に努力をし続けることは難しいけれど、その努力を目に見える形で表すのはもっと難しいと思う。ただそれを真摯に、謙虚に、健気に成し遂げてきたんだろうと感じるステージだった。これこそがまさに粋というものだろう。
 ステージ演出は2021年SBS歌謡大祭典で披露されたBBTさんとコラボの멋と同じ編曲だった。このステージは大好きだが、日本からだとVPN変更しないと見られない。ただ変更してでも見てほしいぐらいには見事な舞踊と編曲だ。*2


アンコール
26 - Eternal Sunshine/27 - Dancing Like Butterfly
 - メインステージ→センターステージ
 最後は全員が楽しく遊んでいる姿が見られた。この2曲は公演内で一番爽やかで、明るい雰囲気だったように思う。それぞれがステージ上でバラバラになり、ファンサをしたりATINYと目で会話をしてみたり。
 ウヨンさんがオンラインライブからWOWOWポーズを気に入りすぎており、暇さえあれば3本指立ててやっていた気がする。ユノさんともカメラに抜かれた時一緒にやっており、エタサンラストのウサンパートでもサンさん誘ってWOWOWしていた。あれはかわいい、とATINYに言われたことで味を占めている気がする。
 時にわたしはソンファさん推しの使命としてエタサンのラップと、DLBのサビダンスを見なければならなかったので多方面に散らばったメンバー全員を追うことができていない。途中からエタサンはセンステで踊っていたのだが、恒例のヨサンさんへ腹ツンしていたソンファさんは見た。またソンファさんの楽しそうな全力のDLBダンスは思わず笑顔が溢れるものであったし、生で観れたことに満足感を得た。

- 写真撮影 -
 2曲が終わった後、写真撮影があった。今回のツアーTHE FELLOWSHIP : BEGINNING OF THE ENDでおそらくずっと、どの会場でも撮り続けられていたがそれも最後だった。
その写真撮影の間、海外公演でもずっとヨサンさんがライティニを頭にのせ続けたのだが、とうとう誰かが「ヨサンがやっているように頭にライティ二のせよう」と言い出した。その時の目をまん丸にして「드디어!!(ついに!)」と嬉しそうなヨサンさんの可愛さといったらない。

ATEEZofficialjp

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28 - Star1117/29 - 야간비행(Tubulence)(Japanese Ver.)
 - センターステージ
 アンコールでは前半2曲を含めトータル4曲を歌唱してくれた。Star1117はファンソングだが公演一のバラード曲なので、初めて落ち着いて曲や音に集中できた気がする。もう終わるけれど。やはりどう考えてもこのセトリをやり遂げた彼らの体力が信じられない。
Star1117では最後のフレーズでATINYが歌うサプライズがある。ただ今回声出し禁止なので、拍手で歌うことになっていたらしい。一切日本公演のレポを見ずに参戦したわたしはそれを知らなかったので、正直拍手がうまくできなかったのは非常に申し訳ない。ただ1万人もの観客がいるので、なんとかなるものだ。
そのおかげかメンバーがとても沁み入っているように、静かにゆっくりその光景を見守っていた。ソンファさんはずっと胸に手を当てて、泣きそうな顔で見回していたし、ユノさんは微笑みながら見上げていたように思う。
また記憶が正しければこの曲でスマホのライトをつけるよう指示があった。これはわたしがライティ二を購入できなかったこともあるが、ライティ二を持っていない観客も参加できるようにしたのではないかと思った。そうだとしたらとても嬉しかったし、本当の1万以上もの光が輝いていたので、彼らがセンステから見上げる情景はとても綺麗なものだったと思う。

 その後の야간비행は日本語歌詞で歌ってくれたことで、歌詞がそのまま耳に入ってきたため非常に感動したのを覚えている。和訳も知ってはいたが、やはり言葉として素直に受け取れるのは感慨深い。
センステでメンバーが輪になりメンバー同士向き合って歌い始めたが、後半からは観客の方を見て歌っていた。少しバンタンさんのBorn Singerと同じような演出だなと思った。
 また印象的だったのは日本語で歌っているが、ミンギさんが自分のパートではない時も口ずさんでいたことだ。練習で何度も聞いてはいるだろうけれど、他のメンバーも歌詞を理解して歌っているように見えた。後にホンジュンさんはStar1117で泣きそうだったが、夜間飛行で我慢ができなかった、と話している。

- メント -
 最後のメントも覚えている限りではあるが書き記しておこうと思う。ヨサンさんとミンギさん、ジョンホさんのメントを覚えていないのがとても悔しい。確実に見ていたのだが記憶がない。
 サンさんとソンファさんは全て日本語で話していた。サンさんに限っては12月のツアーも決まっていたのでずっとその話をしていたように思う。直接会えなかったオンラインライブの時は素直に「僕、ほんとに悔しいです」と何度も伝えていたサンさん。直接会えることがわかっていると、また素直に何度も嬉しさを繰り返し伝える姿は愛おしく思えた。
また同行者によると「みんなまた会えるから泣かないんでしょ〜」と夜間飛行で泣いていないATINYに向かって話していたらしい。わらう。
サン「悲しくないですよね⤴︎?またすぐ会えますから!」
と独特のイントネーションで話す横で泣いているキャプテンホンジュン。

 ソンファさんはいつも星や夜空になぞってATINYのことを話すが、今回もロマンチックな話をしていたと思う。いつものように両手でマイクを握り、丁寧に言葉を紡ごうとする様子だった。
ソンファ「ATINYがStar1117で歌ってくれて嬉しかったです。今はできないけれどいつもATINYのそばにいます。ありがとうございました。」
と話した後90度お辞儀で締めた時はとてもらしいな、と感じた。

 ユノさんは「最後は韓国語で話します」と伝えてからメントをしていた。おそらく今までは日本語で話してくれていたのかもしれない。ただ公演もツアーも最後なので、その場での感情を言葉で伝えたかったのだと思う。

 ウヨンさんはサンさんと並んで最後まで元気だったように思う。そして一番印象に残った「ステージだけは絶対がっかりさせません」という言葉がとても好きだと思った。
その後隣に立つホンジュンさんに手を伸ばして「なぜならキャプテンがいるから!」とはっきり言い切る姿がとてつもなく可愛くて格好良かった。
有言実行か、無言実行かもしれない。ただ3時間のステージを見てから聞いた言葉としてあまりにも説得力のある言葉だと思った。そしてキャプテンホンジュンへの大きな信頼は、とても大きな力になっているのだと思う。

 そんなキャプテンホンジュンさんは涙が収まっていたが「最後だから言いたいこと沢山あるので長くなっていいですか」と一言添え、本当に少し長い挨拶をしていた。
ホンジュン「今日来てくださっているアボジ(KQ代表)から副社長、スタッフ、監督、照明、ステージ構成、bbt、Eden-ary、スタイリスト、メイク、ヘア、WOWOW、日本コロムビア、前も後も携わっている方、みなさんありがとうございます」
2年前に延期になった際おそらく様々なことがあり、多くの方のスケジュールが変わったのだろう。それでも多くの方の力添えにより2年越しに開催され、無事終演となったツアーに対して、キャプテンとしても演者としても思うことがたくさんあったのだろうと感じた。
 ここのメントでスタッフさんへの感謝を述べていたが、丁度わたしの席はステージ構成をするモニターに囲まれたスタッフさんのほぼ真上だった。たまたまそちらを見ると監督さんかスタッフさんか、その方々もホンジュンさんへ拍手を向けていたのがよく見えた。

 
 
 
 
 
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 また、ホンジュンさんのWOWOWへの感謝に反応したウヨンさんがWOWOWポーズをしていたが、「全員で」という誰かの言葉によりメンバー一斉にWOWOWポーズをしたのは可愛かった。
カメラで順番にWOWOWポーズをしている姿を抜かれていた。ただ最後にジョンホさんだけ抜かれなくて終えていたら、ウヨンさんとミンギさん両サイドから催促が入っていた。躊躇いながらも可愛くWOWOWポーズをしたジョンホさんで終わった。

 メントが終わるとメンステに移動し、全員揃っての挨拶があった。その時にBBTさんやMaddoxさんも再度ステージに上がり挨拶をされていた。
ATEEZ本人たちはメンステの奥側に向かい、モニターが降りることで本当の幕が降りた。


全体を通して
 ステージ全体を通しての感想としては、まず音響や照明などがかなり良かったと思う。特に覚えている限りでは音響の不備はほとんどなく、歌声がはっきり鮮明に聞こえた。そのため本人たちが生歌で安定して歌っていることがわかりとても驚いた。あれだけ激しく踊りながら、声量もあり技量もあるのは本当にすごいと思う。
何よりパフォーマンス力で名が通っているATEEZさんだが、歌も上手いことがもっと広がっても良いと思った。
 そして一応メンステ、センステ、の記載をしたが記憶頼りなので間違いはあるかもしれない。ただ共に偏りなく移動してくれた気がするので、座席に関係なく楽しめたのではないかと思う。
 楽曲は様々なアルバムから引っ張ってきているので、彼らの世界観に浸るには非常に嬉しいセトリだったと思う。またタイトル曲が多いこともあるが、曲調はそれぞれ違えどずっとサビのような重厚感がある。おそらくそれが観客側も体力を必要とする所以だろう。
しかし何度も書くが、どう考えてもあのセトリを3時間持たせるのは本当に信じられないことだと思う。VCRやMCを小刻みに挟んではいるが、VCRは毎回5分ほどの短いものであり、MCも変わらず5分程度のものだった。何よりバラードはラストアンコールの2曲だけだ。そしてフリーダンスは前半はStill HereとDreamersの2曲。後半のメドレーはフリーダンスというものの、彼らのテンションがかなりハイになっているので動き回っていた。本人たちの一番長いインターバルはMaddoxさんが披露している時だけだ。
それをただでさえ激しいと言われている彼らのコレオなのに、踊り続ける体力と精神にはライブの中で一番驚かされた。
 同行者的にはせっかくならエタサンのガッツリ踊っているのも見たかったらしい。またGood Lil Boyからの厳ついメドレーでは照明が暗かったので顔が見にくかったのが少し残念だという意見があった。

 

ミニペンミーティング

 公演が終わってこれで終わりだと思うが、まだFC会員だけのミニペンミーティングが残っている。ここでのアナウンスやまたKQの不正に対する厳しさを見られたのが面白かった。
 公演が終わった後、規制退場によりFC会員以外は会場の外に出された。わたしの同行者はFC会員ではないため、このペンミには参加できない。
その際規制退場のアナウンスにて「出来るだけ早くミニファンミーティングを始めたいので、皆さんスムーズにご退場ください」という案内があった。とても正直すぎる。

 規制退場が終了した後、会場入りする前にFC認証で巻かれた黄色のリストバンドがここで必要となった。アリーナでは各ブースごとに、スタンドではステージに向かって左右に分かれ多くのスタッフが配置され、列ごとにきっちり確認された。
案内があった座席のファンは左手をあげ、2人組スタッフの両方が確認を終えれば手を下げていいという指示がでる。つまり本当に全てのファンが確認されていた。
 ここで改めて残ったFC会員の人数がわかったが、2/3〜3/4以上は残っていたためやはりチケットはほぼFCで完売したと思ってもいいのかもしれない。素晴らしい。

 そしてペンミが始まる際にも何度も何度も「録音、録画は一切禁止しており、前日までに違反された方がいたためにご退場いただいた」という旨のアナウンスがなされた。
 公演時でも多くのスタッフさんが目を光らせており、マスクを少し外していた方にも付け直してくれ、とのジェスチャーが即座になされていた。それほど厳しく見られているのだと思うが、個人的にはその体制がとても好印象だった。

 そして肝心のペンミ本編だが、悲しいかなわたしの予想よりも公演終了かつペンミ開始が遅かったために全てを見られなかった。(ホンジュンさんのメントが本当に少し長かった)
 公演自体は19時20分前に終わったように思う。そしてペンミ開始は19時55分。そこから30分はあるのだが、新幹線に乗り遅れてはいけないのでレポは途中までになる。とても悲しい。次からはどんなに遅くなっても大丈夫なように宿泊日数を延ばすことを決心した。

 ATEEZが出てくるまで、モニターにATINYが映されていた。様々なスローガンや名前ボード、うちわを作成してきたATINYが映されたのだが、それを見た他のATINYの反応が大きかったのが印象的だった。「すごい」や「かわいい」と言った言葉が多く聞こえてきたが、どうやらATINYはATEEZと同じく厳つい格好をしていても接すると柔らかいタイプの方が多いのかもしれない。
 ちなみに服装はわたしが今まで行ったライブの中では、KAT-TUNライブで見たhyphenと比較的近しいスタイルをしたATINYが多かったように思う。ハード系やマニッシュ系、アメカジ系など。またATEEZの衣装を模した格好も多く見られた。

 ペンミの内容としては、事前に「メンバーに聞きたいこと」という題目でアンケートが取られていたので、そこから抜粋され本人たちに答えてもらう、といったものだった。また、メンバーそれぞれ一本のバラを持っていたが、質問が採用されたファンにはそのバラがスタッフを通して渡されていた。
この進行を見て思ったのは、質問を書いたファンがその場にいなければバラを渡せない。ということは質問募集要項にてライブの参加日付があったかどうか覚えていない(確認もできない)が、参加日付に応じて質問が選ばれていたのだろう。だとすると、落選したファンが質問を送ることはできず、かつ当選したファンはもし自分の質問が採用されれば、必ず回答しているメンバーを見ることができる。こういったシステムは面白いなと思った。

 本人たちが出てくる前に進行役である古家さんがセンステに登壇された。その後出てきたATEEZさんたちは最後のアンコールの格好とほぼ変わっていなかった。ソンファさんがでかいツアーブランケットを纏ってムササビのように出てきたのは可愛かった。
 センステに準備された、回転するカウンターチェアにメンバーが座りペンミが始まった。全体を通してやはり古家さんの進行は安心感があり、メンバーたちもライブ公演の時よりラフで気楽な様子だったと思う。
 ウヨンさんは周りにいるATINYを見回した後、体の勢いだけで椅子を回して戻そうとしていた。やることが子供っぽい。ミンギさんはずっとATINYにファンサを行っていたり、「ふるやさん!」と何度も呼んでは立ち上がって楽しそうに絡んでいた。こちらもとても無邪気だ。その間に挟まれたジョンホさんは2人にちょっかいを掛けられ、ウヨンさんをしばいていたのを見た。

 そして先述したようにわたしはそのかわいいティーズたちを半分までしか見られなかったので、質問内容も全員分ではないがざっくり書いておこうと思う。

- ジョンホ -
Q.ジョンホが考えるジョンホとは
A.チェジョンホこそ、ジョンホそのものを表している
ウヨン「クソおもんない」
 質問が割と哲学的だったので、ジョンホさんもかなり悩まれた後の回答だったが「おもんない」の言葉でバッサリ切られていた。そしてメンバーからもおもんないブーイング。
ウヨン「愛嬌やってよ」
と突然の無茶振りと手を叩きながらの見せてコール(日本語)が始まる。
メンバー「みーせーて、みーせーて」
ジョンホ「かわいいしー、セクシーだしー、歌上手いしー…」
と愛嬌して、セクシーな表情して、頑張って続けていたが最終的に照れて終わった。とてもかわいいマンネジョンホちゃんだった。そしてウヨンさんに爆笑されていた。

- サン -
Q.ATEEZを知らない人におすすめする曲とMVは
A.Wonderland。つよいコンセプトだしセクシーだしいろんな魅力が詰まっているから
古家「MVも?」
サン「もちろん!!」
ここでソンファさんに耳打ちされたサンさん。
サン「今ソンファヒョンから聞いたけど1億回ビュー!」
さすがソンファさんしっかり把握していた。
古家「MVの再生回数が1億回いっているんですね」
ミンギ「ふるやさんが好きな曲は?」
古屋「僕もたくさんありますが、やっぱりWonderlandですかね」
ウヨン「みーせーて!みーせーて!」
そして突然の見せてコールパート2
古家「見せて?!何を?!踊るの?」
ウヨンさん、ホンジュンさん、ミンギさんに見せてコールされながら囲まれる古家さん。だんだん縮こまっていく古家さんと厳つい見た目をするメンバーに、どこかヤンキーに絡まれるおじさんを想像させる。はたまたかごめかごめかな。
古家「まって!まって!」
ホンジュン「じゃあ(手を擦り合わせて)カジャ〜だけ!」
古家「わかりました…カジャ〜」
どこかちょっと怪しいおじさんに見えたけれど面白かった古家さん。そしてメンバーたちに大ウケしていた。ウヨンさんは椅子から転げて這いつくばりながら爆笑しており、ホンジュンさんも椅子から離れ手叩いて爆笑していた。
メンバー全員を大爆笑に誘う古家さんさすがだと思う。
ホンジュン「本当にありがとうございます」
最後は頑張ってくれた古家さんにお辞儀してお礼を言うキャプテン。

- ヨサン -
Q.昔と今の自分の性格は変わったと思うか
A.変わったと思う。昔は人見知りもしたけれど、ATEEZになってATINYに出会ってしなくなった。そしてドーベルマンになった!
メンバー「え?」
ヨサン「え?」
お互いが何言っているんだ、と表情で言っていたので恒例のあの流れ。(ヨサンさんは自分がドーベルマンかのように強く逞しく格好良い存在であると信じている)
ヨサン「ATINY!僕がドーベルマンだと思ったら拍手2回してください」
ヨサン「さん、にい、いちっ」
ATINY「パンッ(拍手)」
綺麗に一回しか鳴らなかった拍手でメンバーをまたも大爆笑に誘うヨサンさん。目をまん丸にしながら頭に?を浮かべながらATINYを見回すヨサンさんがとても可愛かった。その様はまさにマルチーズ。(ヨサンさんの考えとは反対に、メンバーもほとんどのATINYもヨサンさんは可愛らしく小さなマルチーズのようだと思っている、という共通認識がある)
ウヨン「すごいなあ〜ATINYはやっぱりATEEZと同じ考えなんだね」
 そしてこの時ヨサンさんは質問が採用されたファンの方の名前(FCでのアカウント名)を何度も呼んでは、その方がいる方へ向かって手をブンブン振っていた。これはとても嬉しいだろうなと思う。

- ホンジュン -
Q.今流れ星が流れた。何をお願いするか
古家「流れ星役しますね」
メンバー「??」
 突然流れ星役を申し出る古家さんに疑問符がついたが、センステの端から端まで走り飛んでくれる古家さん。それに笑うメンバーたち。わたしも予想外すぎて笑った。
 目を閉じて両手握りしめながらお願い事するホンジュンさん。
A.ずっと長くATINYといれますように。(一つ目のお願い)
 ATINYがずっと僕のことを思ってくれますように。(往復する古家さん)
ホンジュン「もう1回!」
古家「もう1回?!」
ホンジュン「古家さんノムコマウォヨ」(さらに流れ星)
 メンバーも笑いながら見守り、ホンジュンさんも満足そうで可愛かった。
古家「ほかのメンバーは流れ星にお願いしたいことないですか。僕が流れ星しますよ」
と言う問いに対してめちゃくちゃ綺麗に手を上げるヨサンさん。
古家「まさか?!」
メンバー「まさかまさか?」
 ヨサンさんのために再度流れ星役をする古家さん。
ヨサン「ATINYが僕をドーベルマンだと思ってくれたらいいな」
まさかだったヨサンさん。全然諦めない。
古家「もう1回拍手やってみますか?」
ヨサン「さん、にい、いちっ」
ATINY「パンッ(拍手)」
変わらない結果に爆笑するメンバーと、おかしいな、という表情のヨサンさん。
ホンジュン「僕の願い事を叶えて終わったんだよ」
古家「流れ星はホンジュンくんの願いごと叶えて終わっちゃったんだね」
ヨサン「次ツアー来た時にはドーベルマンと認めてもらうよう頑張ります」

 

メンバー所感

 公演からペンミまで大変楽しませてくれたATEEZさん。最後にメンバーそれぞれへの所感を残して終わろうと思う。ただ多少なりとも文字数の偏りがあるのは目を瞑っていただきたい。出来るだけ同じぐらいになるよう努力はした…
 まずメンバー全員に感じたことは、声も顔もフォルムもスタイルもテンションもパフォーマンスも雰囲気も、本当に映像で見ていた通りそのままだったと思う。
またパフォーマンスや楽曲にはATEEZさんらしいクセがあるが、歌声に関してはクセが少ないように感じた。そのためにジョンホさん以外の声は耳に入りやすいのではないかと思った。何よりメインボーカルであるジョンホさんだけでなく、全員が安定した歌声だったと感じ、とても感動した。
 わたしは今回が生でATEEZさんを見る初対面だった訳だが、予想を裏切らず、ただ想像していた人たちが本当に生きている、と強く実感した。そしてこの方達が日本歳でまだ21〜24歳(22年8月時点)ということに改めて衝撃を受けている。

- ホンジュン -
 ウリスーパーキャプテン様。ウヨンさんが俺らにはキャプテンがいるから、と豪語するのがわかるぐらいには頼もしいキャプテンだった。そして今回ステージ上のホンジュンさんを見て、個人的に更にめちゃくちゃ好きになったメンバーだった。
 まずステージ上での煽りがとにかく上手いと感じた。表情での煽り方や、ホンジュンさん特有の後ろ腰重心での仕草など、言うなればラッパーのノリ方かもしれない。
 踊り方でもそうだが、線で踊るタイプだと思うので、力強いパワータイプの怖さというよりは、テクニックタイプとでもいうのか。表面よりも内側から、相手に対してどう思わせるかをわかっているような煽り方をしてくる。時に暴君+ホンジュンで暴ジュンと呼ばれる彼だが、まさにその気質が煽り方にも出ていると思う。
人によってはおそらくそれが少し怖いと感じるだろう。ちなみに同行者はそのタイプで、舞台上ではホンジュンさんが一番怖いらしい。へへッと笑いながら知らぬ間に◯されそうとのことだ。
 またラップでのアレンジが多いのも要因だと思う。音源と音程が違うことが多いが、ライブ会場の雰囲気を汲み、主導権を握ってラップを変えていくので、それがこちらの熱量を上げてくれるのだろう。メンバーの中では声が少し高めなためか、発する声がよく響き耳に入りやすいのも、ついていかなければ、という気持ちにさせた気がする。
そういった様々な要因により、ステージ上では全体の士気を高め、キャプテン中心にATEEZという海賊をまとめているのだろうと感じた。

 そして舞台を降りたホンジュンさんはまた違った魅力がある。ただこれはメンバー全員に共通するなと思うが、MCをしている時は一気に20代の可愛らしい青年になるので、なかなかのギャップだ。ホンジュンさんの話し声は想像よりも少し高く感じた。何よりステージ上での幅を利かせていたホンジュンさんはどこへいった、というぐらい小ぢんまりしている。一番背が低く小柄なことや、元々肩幅を広げた立ち方をしないからかもしれないが、仕草までも少し変わるので不思議だ。
 またホンジュンさんは見ていてずっとメンバーに気を張っているように見えた。あくまでわたしの勝手な想像だが、キャプテンとしてライブを問題なく進行できるよう、責任感を持って行動していた気がする。進行はククズ(ユノ、ヨサン、サン、ミンギ、ウヨン)が中心に盛り上げてくれるので、そこを行き過ぎない程度に用心しているように見えた。

 そんなホンジュンさんなので、舞台上では士気上げとしてのキャプテンであり、舞台を降りてもセーブ力のある頼りがいのあるキャプテンなのだと思った。楽曲制作にも携わり、最後まで関係者への配慮も忘れないホンジュンさんこそ、信念を持って謙虚に進むATEEZの中心で間違いないなと感じた。

- ソンファ -
 今回の公演に関してはまずMC捌け率が高くて心配だった。メンバーみんながマイク交換などで捌けることはあったが、ソンファさんはその時間がかなり長かったように思う。そのためMCではほとんど声を発していないのではないだろうか。マイクやイヤモニの調子が悪いだけなら良いのだが、移動の際に少し腰を押さえる様子が見受けられたのでとにかく心配だった。
ただこれはステージではずっと見ていないと気付かないほどのものであり、最高のパフォーマンスを行なってくれていた。同行者は特に気が付かなかったので、双眼鏡でガン見していたわたしの勘違いかもしれない。そうであってほしい。
 また正直薄々わかってはいたが、おそらくメンバー一番ぐらいには体力がない気がする。ATEEZに限っては先述した通り、そもそものインターバルが短いのと、ダンスが異常なほど激しいもの続きなので、全員かなり気を使って体力をつけているとは思う。ただメンバーだけを見た時に、疲れやすいのか少し勢いが落ちる時があったように見えた。しかしこれも体調の面で問題があったのであれば心配だ。心配しかしてないな。
 以前ペンサか何かでの質問にて一番汗かきなのは、という問いに対して一番に名前を挙げられていたソンファさんを思い出した。尋常じゃない汗の量だったし、拭いても拭いても1人すごい汗の量だった。代謝がいいのか。
本人もあんなパフォーマンスをした後だと当たり前だが暑いのだろう、全衣装においてMC中に上着の肩を落としていた。

 容姿に関しては想像以上に端正な顔をされていた。目鼻立ちが少しはっきりしているタイプだとは思っていたが、INCEPTIONで仮面を外した顔がモニターに映った際やふとした時の横顔Eラインがとてつもなく綺麗で美しかった。エレガントタイプだと思っているが、少し華やかな装飾がとても似合う上品な顔をしていた。
そして大食いの割に筋肉がつきにくく太りにくい体質らしいが、本当に身体が薄かった。一番比較的華奢であろうウヨンさんと同じぐらいの腰の細さには驚いた。
 声はわたしの想像よりも若干低かった。ただハスキーではなく、話し方がとても柔らかいので威圧感はなかった。そのためWONDERLAND後に一旦それぞれの挨拶があったのだが、曲中めちゃくちゃ睨まれていたと思いきや「こんにちは〜ソンファでーす」の柔らかさに物凄く可愛く見えた。
 ところで音域に関しては実は一番幅広く歌っているのでは、と思い始めた。サンさんやジョンホさんほどのハイトーンもあれば、ミンギさんの声に近いほど低いパートもある。真偽のほどはわからないが、その音域を歌い上げるソンファさんの凄さを見た気がする。

 声の柔らかさと比例してか、所作や雰囲気も想像通り柔らかい方だった。常に一歩引いてメンバーを見守っている様子が見受けられるが、公演当日もそのままで他のメンバーが話し始めたら身を引いていた。おそらく話している姿をあまり見なかったのは、その性格ゆえでもあると思う。
それでもパフォーマンスとなると一転して、曲に合わせて表情がころころ変わり、激しいダンスを繰り出す。その強さと柔らかさを併せ持つソンファさんを改めて直接感じられたのはとても良かった。またやはりわたしはソンファさんの線で踊るセクシーなDejavuやINCEPTIONがとても好きだと思った。

- ユノ -
 ユノさんはとりあえず油そば3杯は食べ過ぎだし、それにより間違いなく入国前よりぷっくりしていた。入国前まではかなり顔がシャープで、顎ラインが出ていたためかビジュアルがいつも以上に端正だったように思う。ただ公演最終日となると、そのユノさんを拝むには間に合わなかったらしい。顔から痩せ顔から浮腫むタイプか。
でも油そばを食べるために身体を絞っていたようなので、その心意気は尊敬するし元のユノさんに戻っただけなのでビジュアルは良かった。美味しいもの食べてユノさんが幸せだったならわたしも幸せだ。でもやっぱり食べ過ぎでは。

 ユノさんはいつもエネルギーを持っている人だとメンバーに言われ、わたしも実際そう思っていた。しかし今回は大きなエネルギーとしてはあまり感じなかったように思う。
ただそれはユノさんは本当にいつも通り元気ではあったが、周りがそれを上回るエネルギーを発していたために、そう見えただけではないかと思う。サンさんや特にミンギさんが非常に活発に動き回り、よく話していたように見えた。それによりMCでは割と大人しく見えたのかもしれない。
またはわたしがそう感じただけなので、ずっと観察しているとまた違ったのかもしれない。
 ただパフォーマンスでは安定して一貫したエネルギーだったことを覚えている。メンバーがよく話すように、ユノさんのエネルギーにより全体の士気が高まる、と。ダンスが上手く歌声もとても澄んでいて綺麗だったが、その安定感が何より全体の軸として常にあるため、このパフォーマンスが続けられるのかもしれないと思った。
 そう考えると、周りのエネルギーが過熱しようが、閑散としようがユノさんが安定したエネルギーを持っていることで、ATEEZの状態が保たれているのかもしれない。
このレポを書いていて、彼らのエネルギーは一体どこからきているのか、と不思議に思っていた。それはファンからでもあるだろうし、アイドルとしてのプライドもあるかもしれない。けれど、おそらく一番はお互いのメンバーからなのではないかという考えが強くなった。

 ユノさんのスタイルは肉厚な体格に大きな背丈だと思っているが、生で見ても本当に大きかった。踊っていてもユノさんがセンターに来ると、その体格の良さで迫力が出ているように思う。
またおそらくその体格が目立つためにシンプルなスタイルが似合うのか、アンコールでのTシャツにスラックスの姿はとても良かった。黒髪におそらく裸眼で、そういったシンプルなスタイルの方が、そのままの素材がかなり活きるタイプなのかもしれない。

- ヨサン -
 動く彫刻と言われていたが、本当にその言葉通りのご尊顔がお美しすぎて、モニターに映るたびに驚く造形だった。双眼鏡から見てもモニターで見ても綺麗すぎて輝いていた。ヨサンさんのお顔は好みの分かれる美しさだと思っていたが、一目生で見てしまえば一度は美しさに息が止まり固まると思う。メデューサかな。
 ただ本人がその美しさを物ともしないため、性格と踊り方にかなりのギャップを抱く。DejavuやINCEPTIONのヨサンさんはなんとも優美なのだが、元々の踊り方が男らしいために力強さも感じた。
また表情が他メンバーほど動く方でないヨサンさん。ただINCEPTIONで仮面をつけて始まるコレオでは、その無表情さと美貌により一層マリオネットのような奇妙な麗しさを醸し出していた。
そういった場面をいくつか見ていると、人間の容姿というものはその造形だけでも楽曲や雰囲気を彩る場合があるのだなと思わせられた。表現力や技術もアーティストとしての能力ではあるが、元々の容姿も一種の能力だと感じた。

 個人的にヨサンさんが一番面白いキャラクターをしていると思っている。そしてそれは実際に生で見た場合でも、その独特の面白さは一番だったと思う。笑いのツボは好みの問題かもしれないが。To The Beatで曲に合わせ床を拭いてみたり、パンプアップで腕立てをしてみたり、大きく目立つ訳ではないがところどころの言動が面白い人だった。
5人もいる、さらによく話し動くククズの中では大人しい方なのに、ふとした言葉が残るのはとても不思議だなと思う。会話としてもトントンとテンポ良くつなげて盛り上げる他メンバーに対し、独特のテンポとセンスで会話をする。
 またダンスでは節々を感じるタイプの踊り方をする。パワー型でもライン型でもない、メンバーにはいないようなヨサンさん独特の踊り方をすると思う。比較的激しさよりも重たさを感じるような。だからこそ個人のキリングパートが来ると、埋もれずにかなり映える気がした。
 そして歌声もミンギさんやソンファさんとは異なる中低音だ。太く通る声ではないが、静かにのったり響くので個人的にはとても落ち着く。
このように考えるとインパクトとして残るような激しいダンスや歌声のメンバーに対して、じんわりと余韻が残るような歌声や、ダンス、性格なのかもしれない。そのすべてのバランスがATEEZの中では相乗効果で良いように思う。

 ATINYと特に直接絡むことができたペンミではまた違ったヨサンさんが見られた。たくさんATINYに声をかけ、たくさん発言をしていたのを見ると楽しかったのかもしない。ペンミはメンバーみんながラフに話していたが、普段大人しい方であるヨサンさんが表情豊かに会話を楽しんでいる姿はとても可愛らしかった。

- サン -
 どう考えても他メンバーの倍以上、良くも無駄にも動いているのに、最後まで一番動くので体力が本当に尋常じゃないほどあるのだと思う。有り余りすぎている。
ただその体力とサンさんの性格により特攻隊長として仕事をしているのだと思った。ステージ上でのサンさんの踊りはやはりかなり目立つし、双眼鏡を通さなくとも位置がわかるほどには、踊り方のクセがあり上半身と肩の可動域が広い。
 また煽りが一番多いのではないか、と思うほどよく叫ぶ。あれだけ踊りながらどこにそんな体力があるんだと本当に不思議だが、おそらく勢いで出てくるものなのだと思う。HALA HALAにしても他の曲にしても、本人曰くあまり決めていないそうなので、会場の雰囲気やボルテージの問題なのだろう。まさに士気を高めるための雄叫びだった。
そしてその雄叫びによりパフォーマンスしている本人たちが盛り上がり、その勢いに気圧されるような感覚になる。
だがこのボルテージこそATEEZのライブで一番味わいたいものであったし、まさにその期待以上のものを体感させてくれていた。そのために特攻隊長は必要であり、全体のボリュームが上がるのだろうと思う。

 そんなサンさんだが、MCでも元気いっぱいよく動き話す人だった。オンラインライブでも感じたことだが、いつも何かとメディアに出るとわかりやすいぐらい素直に感情を出す人だと思っている。それは今回でも同様、「楽しいね〜!」「うれしいね〜!」と素直に声を発していた。ニコニコしながらそう素直に話す姿はとても可愛いし、思わずこちらも楽しくなる。何より大体がクソデカボイスだ。
そのエネルギーは声だけでなく、行動にも現れているようだった。MCしている時もメンバーを見てみたり、周りを見回してみたり、大きくリアクションしてみたり。何かとよく動いていたと思う。本当に元気な人だな、と改めて感じた。
そして素直さからもステージでは熱量をそのまま、感情のまま発するのかもしれない。だからこそサンさんのボルテージはその時々により出し方も変わるのかもと。ただ常に何事も全力なのは変わらないのだろうとも思った。

 サンさんは立ち位置的にステージ向かって左側だが、自由移動の時は右側によく移動していたり、3階、4階席のファンの方を見上げ楽しそうにしていた、と同行者から聞いた。また、全員が最後のメントをしていた時にもずっとゆっくり回りながら会場を見渡していたようだ。
ファンだけでなく相手のことを想う優しさはいつも垣間見えるが、この日もそれが見えた。

- ミンギ -
 わたしが知りうるミンギさんの中で1、2を争うぐらいにテンションが高くて、おそらく体調も喉も気分の調子もかなり良かったのではないかと思う。本人の調子が良いな、ということがこんなに真っ直ぐ伝わるものなのか、と思った。そしてそんなミンギさんを見ることができて本当に良かった。
 よく笑い、よく話し、生き生きとしたラップとパフォーマンスをし、ずっとファンサしている自由な姿は本当に可愛くて。
Star1117でメンバーがみんな泣きそうだったり、ファンを見回して胸に沁みているのであろう中、ミンギさんだけ楽しそうにリズムにのっている姿は、本当に愛おしかった。
そしてその姿を見て、いつも少しだけ感情表現がみんなとずれたり、感性の部分が自分に向くのであろうミンギさんを思い出した。楽しかったり、嬉しかったことがあると自分に伝える、と以前3期kitインタビューで話していたが、サンさんとはまた別方向に素直なんだろうと思う。
そしてその感情を素直に表現するので、調子が良いのも周りに伝わり、最高のパフォーマンスが出来ていたのではないかと感じた。

 また特にメドレーパートにてミンギさんの力量を見た気がする。ミンギさんはどちらかというと音源の音程のまま発し方や強さを変えている様だった。そのラップがあの低音で繰り出され、会場のボルテージを上げているのを肌で感じた。体が大きいこともおそらく迫力が出る要因だと思うが、ラップパフォーマンスとしてもとても巧みなものだった。
 技術的なことは通じていないため感覚的な話になるが、発音として良いというより、音として良いというのか。重低音で刻まれる音に合わせて、ミンギさんの低音ラップがハマる気持ちよさがあった。喉奥で震わせて響かせるような、ハスキーボイスが音にノる様は本当に興奮した。
そして何よりわたしはアイドル自身が楽しそうな姿を見るのが一番楽しいのだが、ミンギさん自身がとても自信を持って堂々と楽しそうにラップパフォーマンスをしているのが何よりの喜びだったし、最高だった。

 個人的にミンギさんはなぜか一番幼く見えている。純というのか、赤ちゃんに抱くような庇護欲に似た感情を掻き立てられるギャップがある。そんなミンギさんが、メンバーと活動できることやライブができることが楽しいのか、無邪気に自由に表現している姿はとても愛くるしかった。
 ラップの技量が計り知れないほど上手くて、この世で一番格好いいのではと思わせるのに、元気でめちゃくちゃ可愛いミンギさんだった。

- ウヨン -
 MCに入ると言動が小学5年生。とにかくサンさんと並んで元気で特攻組だったように思う。コンテンツでもよく見るような、よく喋り(話すというより喋るという感覚)、よく動き、キャハキャハといった高い笑い声がどこにいてもわかるウヨンさんのままだった。
ペンミでは特に楽になったのか、ジョンホさんにちょっかいかけてみたり、ずっと前のめりで話したりと仕切りに動き話すので、とにかく必ず目がいくと思う。見せてコールをいろんな人にしては手を叩いて楽しそうに笑っており、公演中も暇さえあればWOWOWポーズをしていた。そういった自由さや無邪気さを感じる姿を見ると、まるで小学生のようだなと思う。またいたずらっ子のような笑い方や、愛嬌のある人への接し方もそれを感じさせるのかもしれない。
 しかしこういった盛り上げ役というのか、場の空気を上げていく子がいるのは進行役としてはとても有難いだろうなと思った。
ホンジュンさんはウヨンさんが立ち位置的に隣なのもあるからか、よくウヨンさんの顔を見て話を進める。反対隣にはヨサンさんもいるのだが、かなり偏りがあるように思う。おそらく反射神経の反応としてもウヨンさんは早いので、相槌を打ってもらうだけにしてもやりやすいのか。そういった部分も友達の多いウヨンさんの性格に活きているのかもしれない。

 体格としてはおそらく一番細く感じたが、さらに絞っていたのではないだろうか。ただ油そばの美味しさに感激して泣きそうになったソンファさんの横にいた、という証言はあるので油そばはきっちり食べていたようだ。
 細いながらもパワフルなパフォーマンスを見せてくれたが、ダンスパフォーマンスに入るとMCでの子供っぽさはなくなっていた。そこが大きなギャップになるのだろう。動きが大きいだとか、激しさがあるだとか、正直ATEEZさんの中にいるそのようなメンバーは桁違いの動きをしているが、ウヨンさんも引けを取らず全体の群舞として馴染んでいた。ウヨンさん自身も肩や脇あたりがわかりやすい踊り方をすると思う。
またATEEZさんは全員の踊り方や迫力がチッケムを見るとかなり違うのに、群舞となると一気にまとまるのは何度見ても面白いと思った。

 個人的にウヨンさんの印象に残ったラストの咆哮は、本当に信じられないくらい身体中の血潮が沸き立った。モニターに映るウヨンさんが、両手握りしめて、喉元の血管を浮立たせ、天井向いて身体中から力を振り絞ったかのように叫ぶ姿は、まさに舞台を破ったと思う。韓国でよく"찢었다"と表現され、彼らも"무대 찢습니다"と話すように、破壊的な舞台を成し遂げている、と感じた。
ウヨンさんにはその勢いがあり、そういった意味でもサンさんと並んで特攻組な気がした。舞台を引っ張っていくような、ステージ下のMCでも感情豊かにライブの流れとしての波動を作っている核はこの2人なのかなと感じた。

- ジョンホ -
 声量、肺活量、歌声の安定感、全てを以ての存在感が凄過ぎた。またホンジュンさんに引き続き想像よりも声が半音ほど高かったように感じた。
圧倒的な声量により、どの曲でも必ず映える歌声と、その歌声により出る曲の厚みが本当にすごい。ジョンホさんの歌声を生で聴いたら語彙すごいしか多分出てこない。
 ATEEZさんの曲は割と音が重なっていることが多い気がする。また重低音も多いためか、音だけでも迫力や重厚感が溢れていると思うが、ジョンホさんの少し高めの声がそこに入ることでさらに厚みが増すのを感じた。
音響の調子もかなり良かったと思うので、他メンバーももちろんジョンホさんの生声がかなり鮮明に聞こえた。そして肺活量も体力も多いのか、安定して最後までその歌声を同じ声量で響かせる強さ。喉が強すぎる。
 何より、強烈な音楽に、強烈なダンスパフォーマンスを周りでしている中、浮かず沈まず、最高に引き立たせた声で歌い上げるジョンホさんの存在感がまさにATEEZの人だなと感じた。ATEEZの楽曲で活きる歌い方と歌声にしているのだろう。
3段高音から4段高音まで、EDENさんからも信頼されている技術をふんだんに活かせるであろうライブで聴けて良かった。またあの歌声をいつかドームで聴いてみたいと思った。

 そしてマンネのはずなのに出立ちの貫禄がすごい。他メンバー同様、ジョンホさんも本当に普段映像で見ている様相そのままだった。体格的にがっしりしているのも一因だろうが、堂々とした立ち姿やメンバーへの厭わない態度などがそう思わせるのだろう。
 また堂々としているのは風格だけでなく歌声にも表れているようだった。ジョンホさんの声は太くよく通る声をしているが、堂々とした自信が見える。
他メンバーもものは違えど、自分で誇りを持っているものは堂々として現れるのかとても上手く見え、観客としてもその姿はとても誇らしいと思う。
 話は戻り、ジョンホさんの立ち位置的にミンギさんウヨンさんに挟まれるためか、案外ちょっかい出し合っているマンネのような姿も見られた。そして個人的に好きなジョンホさんの困り笑顔。笑うと歯茎が見え、眉毛が垂れる困り笑顔はめちゃくちゃ可愛かった。
普段は比較的大人しいメンバーのため、あまり表情筋が動かないジョンホさん。そして会話も控えめなので余計にパフォーマンス中の発声に驚くが、もしかしてステージのためにあまりはしゃがないようにしていたのか?

 ウヨンさんとミンギさんに強要されたWOWOWポーズも可愛くこなし、実は愛嬌も上手なジョンホさんの可愛さと、ATEEZの楽曲として圧倒的な心強さの要因である歌声を生で見て聞けたのはとても良かった。

 

最後に

 これ以上語ることがないのではないかというほどの文字数になってしまった。2022年現時点で最高のライブだったので、少しでも記憶に残しておきたくて書き出したレポのような感想文のようなもはや論文の長さ。
ここまでお読みいただいている方がいるのかわからないが、もしおられるのなら本当に有難いことだ。そんな方には先述したようにこの公演のBlu-ray/DVDが後日発売予定なのでぜひよろしくお願いしたい。むしろこれを読むより見た方が早い。発売12月だけど。

 なんなら7月にカムバしその新しいコンセプトを提げた[THE FELLOWSHIP : BREAK THE WALL]のライブが開催決定したので、直接このパフォーマンスを体感していただきたい。日本では12月に千葉で開催されるようなので、ぜひ直接足を運んでみてほしい。チケットが当たれば…
わたしもまた必ず当てて参戦するぞ…

 ATEEZとKQスタッフとEden-aryとBBTrippin(敬称略)と…ほか多数、この世界観を創り上げてくださった方々に感謝の意を申し上げたい。


8.9 ミンギさんハッピーバースデー!

 

 

 

*1:에이티즈, 오늘(16일) 日 첫 단독 콘서트 포문

n.news.naver.com

*2:[2021 가요대전 4K] ATEEZ(에이티즈) - Deja Vu+흥+멋 @가요대전 Gayo Daejeon 20211225 3:16~

THE NOTEBOOK

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Photo by Emily Corley on Unsplash


ジミンさんおすすめ映画①
 ジミンさん感性を知るために苦手なロマンス映画に挑戦してみようの会。①とは書いているけれど、果たして続くのかもわからない見切り発車。

これはあくまでわたしの感じたことを残しておくレベルの感想なので、ネタバレもあるし映画を知らない人からすると登場人物も謎かもしれない不親切仕様なのはご了承願いたい。

 今回はジミンさんが7回観たし泣いたと話していたアメリカの映画"THE NOTEBOOK"
韓国でのタイトルは同じく"노트북(ノートブック)"、邦題は"きみに読む物語"
個人的にノートブックでいいと思うが、よくある原題変えられるやつ。

 ”すごく感動的で、雰囲気もとても良くて、些細な一つ一つの見える感情が全てとても綺麗だと思う。アミとそういう綺麗な愛をしたい。” -2020 ARMY ZIP

 2月9日にWeverseにて「映画を観ている」と言う旨の内容が投稿された。そこで今回鑑賞した「THE NOTEBOOK」を観ていたらしい。ジミンさんの感想は以前にも数回していたようで、人生の映画としても推薦しているようだ。


 簡単な登場人物の紹介だけしておくと、主人公は地元の製材所で働いている青年ノアと、夏の間だけその街に来た裕福な家庭の子女アリーだ。のちにロンと言う裕福な弁護士の青年も出てくる。

 まず映画のテーマとして感じたのは、「自由とは何か」自分がしたいことは何かという人生においての選択と、「愛とは何か」愛を全て与えることはできないし受けることもできない、という人生の無常さや人間の感情ならではの生の話に思えた。

 「君はどうしたいの」とアリーは出会った頃からノアに問われていたが、月日が流れ再会したあかつきにも「君はどうしたいの」と問われていた。
裕福な家に育つアリーが奔放な性格ながらも両親の求める道を常に歩まされることへ、常に向き合わせるノアは残酷ながらも愛だなと思う。
そして常にその答えはアリーに決断させていたことがとても印象的だった。ノアの気持ちはどうしたいかは話すものの、最終的な判断はアリーがする。 アリーが望めば「道化にも詩人にも何にでもなる」と出会い当初話していたが、これは伏線だったのだろうなと。新しい世界を見せながらも常にアリーが望むものを与え、アリーがしたいようにさせる姿は優しさを超えた愛なんだろうなと感じた。

ただノアと居ることで常に「自由」について向き合わされていたので、ノアは自由の象徴として描かれたのだろうと思う。実際台詞にもあったが、彼らは身分も性格も考え方も対照的だった。

 ロンと出会った頃、ロンはアリーと対等でありアリーの立場を客観的に見た姿として描かれていたのかもしれない。またロンは自分と結婚することで「今まで反抗してきた両親に負けるから結婚ができないんだろう」とアリーに話していたが、彼は自分の立場もアリーの立場も理解し、客観的に物事を把握できる人なのだろう。
それを理解した上で、正直にその迷いに向き合わせ、それでも愛しているから結婚したいと話すロンもとても優しく愛を与えることができる人だったのだろうと思う。 ただ、アリーが決断する前に既に両親に話をつけていたのは割と策士だなと思った。

 アリーが最後の決断をするとき「誰かが必ず悲しむのに、くだらないことなんかない」と話していたが、現実問題そう全てがハッピーエンド、なんてものはなかなかないんだろう。 だからこそ人生で全ての愛を受けることも与えることもできないからこそ、自分がどうしたいか、と言う自分主体の考え方が必要だろうし、その選択をしていくのが人生なんだろう。

 昔アリーと同じような恋をした母親も、おそらくそれを知っていたであろう父親も、姿形は違えどどれも愛であったんだろうと、後になってわかる話だ。
その瞬間瞬間はその時の感情で話すために、両親の感情が全て見えないが、後に直接話してくれることや、映画を通してみると推測できる。 そう思うとこの映画は特にアリーの感情がメインとなってストーリーが進んでいる気がする。そして視聴者側もアリーの感情やアリーが見聞きしたものしかほぼわからないので、周りの人物たちの感情はわからなかった。
アリーが恐れて、踏み出して、楽しんで、悲しんで、怒って、泣いて、アリーの人生がその感情のままに進んでいる。ただその感情はおそらく人が人として生まれたのなら感じることがあるかもしれないものなんだろう。
ラストにこの物語そのものが、アリーが書いた物語だったことが明らかになるが、だからこそアリーの感情を中心に進んでいたのだろう。

 その感情は映画として激動に揺れ動くが、ジミンさんの話す通り些細な感情の表現がとても印象に残る。そしてそれを綺麗だ、と感じるジミンさんはとても人間にむいていると思う。 綺麗だと思わないとむいていないのか、と問われればそう言うわけではないが、感情をもつ人間として生を受けて良かったなと思う。その綺麗だと思う感情たちをジミンさんが知って良かったなと思う。
 また、彼は綺麗なものをいつもアミと共有したがるが、だからこそアミとこういう愛を交わしたいのだろう。
”사랑을 하고 싶어서.”と話していたが、恋愛したいというより愛し合いたいと言う意味合いだとわたしは感じる。また、映画を観ていても「恋」をしているのは10代のアリーとノアで、全編通して「愛」の話だと感じた。
ただこれはわたしが「恋」がわからない人間だからかもしれないし、これもまたわたしが思い描くジミンさんを描いているだけかもしれない。あくまで人は見たいものをみたいように見る、と思っているので一つの解釈だ。

 

冒頭に書いた、「自由とは何か」「愛とは何か」について
 映画を通して一人、もしくは二人の半生を観たが問いはあれど解はないように思う。 ただ結局自由も愛も人によって形は違うものだからこそ、明確な解はないんだろうとも思う。アリーとノアにとってはお互いが自由だったし、お互いが愛だったのだと思うので、それをつかむことが幸せなのであればとても幸せに生を全うしたんだろう。
完全なるハッピーエンドは人生に置いてないと個人的には思っているが、そもそもハッピーエンドはメリバもある意味ハッピーエンドと言えるぐらいだから、主観的なものだろうしそれを改めて考えさせる映画だったと思う。

 

 映像としては1940年代を描いたと言うように、今となってはレトロに感じる衣装や車、人々の姿だったがとてもオシャレで可愛くて少しローマの休日を思い出した。 裕福な家庭育ちのお嬢様であるアリーの衣装やメイクが特にそのキュートさを思い出させたが、ローマの休日は1950年代の映画らしいのでもしかしたら近かったのかもしれない。
 ところでお嬢様はあのようなお転婆というか奔放なタイプで描かれることが多いのだろうか。お嬢様の恋物語を多くみたわけではないので、全くの推測になるが、規律や御家柄の自由とは逆の環境で育ったからこそ、性格はそれを対比する様なものなのか。
それとも人は、そういった家庭で生まれ育った子は皆自由を求めるだろう、と言う妄想ゆえなのか。そもそも自由ではない、と仮定していることや、その自由さは「愛」で解かれることが定石なのだろうか。謎ができてしまった。

 俳優さんの演技についてはとても素晴らしかったと思う。 燃え上がるような恋をしている姿は、その衝動と感情がとても伝わる激しさを持っていた。そして穏やかでも心の奥には昔と変わらず熱い愛を持っている現在の姿では、その愛と現実の人生の無常さをとても繊細に演じられているように思えた。認知症のアリーが苦しんでいると共に、ノアの変わらない耐える強さと愛はとても胸打つものがあった。

 ジミンさんの感性を知るために観た映画の一つだったが観て良かった。ロマンスを通しての人生映画に感じたので、ロマンス映画が苦手なわたしからすると一本目がこれで良かったかもしれない。また、ジミンさんの繊細な感性はこうやってあたためられるんだろうか、と思ったので、わたしにはこれはあたたかい映画だったらしい。
 またわたしの中でロマンチストの印象が少し変わったように思う。ジミンさんはサプライズ大好きなロマンチストだと思っているが、この映画では大きなサプライズだけが描かれたわけではないような気がする。日々の日常からお互いを思い合う姿や、些細なものからロマンチックに感じるものなのかもしれない。

 現実で果たしてこのようなことが起こるのかといえば、映画のような激動な人生を歩む人は少ないかもしれない。ただ映画は起承転結を描くために、状態が大きく変化する場面の詰め合わせが多いと思っている。そのため人生の長さで考えると、このように大きく感情の触れることは案外あるのかもしれないとも思う。
人生がアリーとノアのように綺麗に終わることがあるのかはわからない。ただハッピーエンドかどうかは、二人のように自分が思えばそうなるのではと思う。


原題:THE NOTEBOOK

さんかく窓の外側は夜

Unsplash

Viswanath V PaiUnsplash

※ネタバレあり
原作漫画未読、1話のみ試し読みした人間が「さんかく窓の外側は夜」の映画を観に行った感想のような考察のような記事ですので、ネタバレよろしくない方はお気をつけください。

 

 

sankakumado

映画「さんかく窓の外側は夜」Official site

 

 主人公は岡田将生演じる「祓う力」のある冷川理人、志尊淳演じる「視える力」のある三角康介の二人。
おそらく今回のエピソードの主要人物としては平手友梨奈演じる高校生のヒウラエリカ、滝藤賢一演じる刑事の半澤日路輝。

 

 観に行ったトータルの所感としてはとにかくずっとシリアス。
個人的にはそこはとても好きで雰囲気なども良かった。

ただ思ったよりもグロいシーンや、スプラッタ要素もあったので苦手な人は少し気持ちが悪いかもしれない。実際、一緒に観に行った知人は少し苦手だったようで、そこがもう少し抑えられていたら良かったと話していた。

 ただ個人的にはあの刺激は必要だったのではないかと思った。
その要素が出てくるのはいわば「生きた人間」を象徴するものじゃないかなと。
霊が見えた時に、その霊が「生きていた時」の行為や、生きた人間の「呪い」を表す時に血飛沫が飛んだり、どろっとした生々しい血が流れたりしていた。また、ヒウラエリカが作らせた呪いの人間(人形)は腐っておらず縫い目が血で濡れており生きているかのようだった。
 逆に三角が日常的に視える霊には血の気がなく、ただただ「そこに在る」とした存在感の表現だった。
そして冷川を通してその霊を視たときに"人間"を見ることができ、血飛沫や生きている証としての少々刺激的なスプラッタを見ることができる。
 つまり、映画としてその残虐性や残酷さは「生きた人間」を象徴するものとして描かれているのではないかと思った。だからこそ多少なりとも刺激的でもその印象を残すために必要だったのではないかと思う。

 

タイトル回収 

「さんかく窓の外側は夜」というタイトルに関しては人間の心理や社会要素を組み入れたものなのかなと考えた。
「さんかく」とは映画の中では霊が視える主人公の「三角(みかど)」、信じない力が強い半澤刑事が踏んでおけと言われる結界の三角形、三角の背中に契約の印として刻まれた三角形などがある。
そして「窓の外側は夜」という言葉は複数の意味があるのかもしれない。

 まず一つが「三角自身の心の外」ということ。
幼い頃から周りの人間には視えない霊が視え、同級生に酷くからかわれたり、信じてもらえず気味悪がられたりしていた三角。そして霊が視えた川で同級生が消えてしまった時に、助け出せず逃げ去ってしまったことをずっと胸に秘めている。
 また、霊に慣れることはなく怖いものには近寄らないことを徹底している。目が悪いのにめがねを外すのも、霊は目の悪さに関係なくはっきりと視えるため、生きているのかそうでないものかを判断し逃げるためだ。
人に視えると話しても「気持ち悪い」と言われることを恐れ、両親にも話していなかった。
このように特別な力に対して恐れ、逃げ、理解を諦め、自分自身の殻に閉じこもっている心理が見られる。

 しかしそれは冷川に出会い、ヒウラや半澤刑事に出会い、人の心理を覗き知る内に少しずつ自分の内を開放する方向にある。その様子が一番わかるのは、人間の負のエネルギーが溜まった貯金箱をどうにかするために乗り込むシーンだ。
目に見える目的は半澤さんの奥さんを救うためでもあるが、おそらくは冷川を救うため、そして自分自身を変えるため、殻を破り外側へ出るための行動だったと思う。
 また、ヒウラが「本当は自分を見つけてくれて嬉しかった」と話した時も「同じだ」と返したこと。冷川が途中で止めに来ても、「死ぬ気か」と言われても諦めずに先へ進んだことは、三角にとってかなりの変化なのではないかと思う。
「窓」とは一般的に囲われた空間にあるもの。外の世界を覗き見ることができるものではあるが、内側と外側を遮断するものでもある。
怖いものには素直に恐れ、立ち向かうことをせず逃げ、内側に閉じこもっていた三角が出た外側のことを意味しているのではないかと思う。

 ただここでなぜ「夜」という一般的に暗いイメージのある言葉なのか。勇気を出して殻から出たのであればポジティブなイメージの言葉を持ってくるべきなのでは、と。
 果たして三角が出た外側は本当にポジティブなものなのか。
 例えば夜の対義語「朝」だとすると、爽やかで澄んだもの、太陽が上り明るく全てが目に見える世界なのか。おそらく窓の外はそんなものではなく、むしろ生きていない霊(人間)より生きている人間の呪いが飛び交っている世界だった。
誰もが透明性があるものでもないし、全てが目に見える世界でもない、むしろわからないことの方が多いように思うそんな世界。さらに三角は除霊作業ではなく呪い、言わば人間の言霊を相手にするようになる。
そのためたとえ三角が外側へ飛び出しても「朝」のような社会ではない、という意味を込められているのかと思う。

 二つ目が「三角形の結界の外側」ということ。
これは一番目に見えてわかりやすかったように思うが、冷川が危険な場所へ入る時に万が一の逃げ場所として三角形の結界を描いた。その結界の内側は「信じない力がある」半澤刑事がいたからこそ成り立つ安全な場所だ。つまり外側は危険な世界を表す。
 三角や冷川は今まで目に視えて、耳で聞こえてきたから「信じている」側であり、その信じる世界は危険な場所だ。暗くて黒くて見えないのに見えるものが在る場所は、まるで真っ暗な夜のようだ。
そのために結界の外を出ると夜であることを意味していると考える。

 

信じない力と信じる力

「信じない力」については少し面白いなと思った。人は人を信じることで物事が進むことが多いが、それゆえ信じないことよりも信じることの方が容易いのではないかとも思う。
 映画内でも、見えるからこそ信じる。愛するからこそ信じる。期待をするから信じる。多くの信じているからこそ進むシーンがあったが、半澤刑事にとっては信じないからこそ進めるものがあった。
霊は目に視えないから、三角などには心身に影響のある場所にも進め、呪いを信じないからヒウラの呪いは効かないシーンなど、基本的に物質的でなければ信じない刑事だった。
 ただ奥さんは物質的であり唯一信じるものだったからこそ、呪いが効いてしまった。
人を愛することは本能的であり、感情的ではないと個人的に思っているが、それは性能的に抗えないものであり、信じないことができないからこそ半澤刑事は唯一「信じている」のかなと思った。

 

「一緒にいると怖くない」と最初は三角が冷川に言われていた言葉を、最後には三角が冷川に話すシーンがあった。怖い対象は違えど、冷川も三角もヒウラも、自分の能力を無意識に恐れ、その力に対する人間を恐れ、人と深く付き合うことをせず生きてきている。
そんな三人が恐怖に直面し、向き合う姿を描いているのかなと感じた。
 おそらくそれは霊が見えたり、呪いが使えたりする特殊な力を持つ彼らだけではなく、普段わたしたちも目に見えない相手の心理を汲み取りつつも、内省を疎かにしている人は多いのではないかと思う。目に見えないものは怖く信じることは難しいが、またそれを見えるものとして信じ向き合う力はとても大きな力になると思う。

母親について

 ヒウラの母親はヒウラの目の前で殺されたこと、冷川の母親も「もう母親ではない」と冷川を突き放し、冷川の前で殺されたことは一種の母性という根源を失うということに関係しているのかなと少し思った。
一方で三角は自分を気にかける母親が健在しており、最後には霊が視えると告白する三角を受け入れているシーンがある。
 母とは、その子供を自分の腹を痛めて産んだ人であり、子は母にとって自分の血肉からできた分身とも言う。子が生まれた根源、祖である。
その母親を目の前で失ったということは、彼ら自身の人生を一度途絶えさせたということを示唆しているのかと思った。
 冷川は母親が自分の呪いによって殺された時までの記憶がなくなっており、「大掌様(だいしょうさま)」と崇められていた人間ではなくなっている。それ以降の半澤刑事に見つけてもらったところからの記憶しかなかった。
 ヒウラに関しては、母親が殺されたショックにより呪いを使い始め、シリアルキラーのようなヒウラとなっている。つまりどちらもそこが転機となり、別の人生が始まっているように思う。
 三角に関しては父親については、原作を読んでいないので知らないが、母親には素直に向き合えない対象として描かれているように思う。つまり自分の分身であり、自分自身の力に素直に向き合えていない三角だ。
 ただこれは少しわたしが飛躍しすぎなのかもしれないし、冷川とヒウラに関してはストーリー的にPTSD、心的外傷ストレス傷害のような大きなショックを受けるさせる背景としての演出かもしれない。
少し調べたところどうやら原作では、冷川は記憶はなくなっていないようなので真相はわからない。

 

ここから感想

 久しぶりに霊や呪いといった目に視えないもののホラーミステリーを観たが、普段視えたり感じたりしない霊や、また人間の心理といった目に見えないものを「信じさせる」演出はなかなか難しいんだろうなと思った。
知人はその心理や行動があまり理解しにくかったと話していたし、スプラッタは少し気持ちが悪かったそうなので、人によっては主人公たちの行動が少し突飛に見えるのかもしれない。
 またストーリー展開としてはおそらくテンポが良い方だと思うので、スピードが早く感じる場合もあるのかもしれない。

 岡田将生さん、志尊淳さん、平手友梨奈さんの演技は漫画やアニメを実写化したときのような不自然さは見られなかったと個人的には思う。
 岡田さんは先日「重力ピエロ」の映画を観たのでその印象が最後だったが、ニヒルで淡々とした人間の様子と、幼い頃と被っていたのであろう最後の泣く演技はとても子供らしく、でも大人で上手いなと思った。
余談だが、脚本の相沢友子さんは「重力ピエロ」の脚本も担当していたと知り、そりゃずっとシリアス得意じゃん、好きじゃんってなってる。
 そんじゅんこと志尊さんはD2の頃から観ていたが、相変わらず目がでかい。とにかく目が少女漫画並にでけぇな、という感想。その顔で恐怖する顔や嘔吐する演技はすごく人間っぽく崩れていて良いなと思った。
 てちこと平手さんの演技は初めて観たが、何よりまずお顔の小ささに驚いた。お父さん役のマキタスポーツさんと並びの映りの時に、あまりの小ささに顔にしか目がいかずセリフを忘れた。可愛かった。
そして演技は下手ではなかったと思うし、あのアイドル時代からの平手さん独特の雰囲気は呪いを行うヒウラエリカに合っていたんじゃないかなと思う。

 

 今回ヤマシタトモコ先生の原作は試し読みで1話しか読まずに映画を観に行ったが、おそらく漫画では冷川と三角が除霊作業を行うシーンはもう少し丁寧に描かれ、二人の距離を縮める時間もゆっくりなのではないかと思う。
 また、本屋で二人が出会い最初の除霊を行うシーンから、手の位置が原作と違ったり霊をぶん投げることもしない。三角が気持ち良すぎて気絶もしないし、その後の少しギャグのようなテンポもなかったので、最初から「これは原作とわりと違うかもな」と割り切って観ていた。
 そしてBL要素としても大衆向けに少し薄くなっていると思うので、さらにニアホモ感が強まっているとは思う。セリフが所々意味深な言い回しをしたり、少し距離が近い程度のもの。
なので原作とは少し違うものとしてはおそらく楽しめるものなのではないかと個人的には思う。
ただわたしとしてはヤマシタトモコ先生の絵も好みであり、原作も気になるので今後読んでみようと思う。


 ホラーやミステリ、サスペンスものが好きなわたしとしては、一つの二人の話としてはなかなか面白い映画だったと思う。
 生きている人間が一番怖い、とよく言うけれどまさにそれを目に見える形にしてみたよ、という感じかもしれない。
少しのグロさやスプラッタ、ずっとシリアスが大丈夫な人にはオススメする映画作品の一つだ。

 

 

さんかく窓の外側は夜 原作:ヤマシタトモコ

 

たくさんの愛と関心を

jimin-promise

 

 一つ一つ努力するジミンちゃんが、一つ一つ丁寧に考えてこだわってジミンちゃんらしい優しい言葉と、優しい雰囲気を持った初めての自作曲を作ってくれて、さらに彼独特の甘い優しい歌声がのることで完成された「約束」は、本当に素敵なものだった。

 いつの日か、沢山のことが一緒に出来ないから一つ一つ頑張るしかない、と話していたのを思い出した。
歌なら歌、ダンスならダンスを一生懸命練習しなければならないと話していて、器用ではない彼はこうやって8ヶ月もの時間をかけてひとつの曲を作り上げた。
器用ではないからこそ、そして自分が納得する基準も高いからこそ、時間はかかれどいつも沢山の人を魅了するものが出来るんだろうなと思う。

 自分の高い声が好きじゃなくて、コンプレックスとなっていた声で、ジョングクのように上手くならないと、と年下の子に劣等感を感じていた歌声で、「自分への歌でもある」と話す自作曲を歌ってくれるなんてどれだけの勇気だったんだろう。おそらくこれを投稿する時はすごく緊張しただろうし、優しいARMYがいることを知っている彼は、少しは良い反応がもらえることは分かっていたとしても、耐えられないほどでなくともとても不安だったと思う。

 

「納得がいかない」「不安だ」とその時の感情を話すことはあっても、自分の心の内をあまり周りに話すことがない彼は、自分で決めたものだからと自分だけで抱えて、納得させられない自分自身を嫌になることが沢山あったのだろうか。
 他のメンバーのソロ撮影は必ずといっていいほど応援に行き、人懐っこい笑顔で直接メンバーを沢山褒める彼は、自分のことを沢山褒めることはあったのだろうか。
周りの人がしんどいとき、辛い時、悲しい時にそばにいて、少し小さな体とふわふわした手で抱きしめて寄り添う彼は、自分のことを抱きしめる時はあったのだろうかと疑問に思う。

 この曲を聴いてから、いつものカメラが回ってる前でのパクジミンを見ると乖離していて少し混乱する。本当に上手に相手と視線を交わしたり、スキンシップをとって甘えるのに、あまりにも精神的に甘えるのが下手くそで。周りが手を差し伸べるだけではその手を取らなくて、むしろ無理矢理にでも引っ張ってやらないと甘えない不器用さが、物理的に甘える姿と違うことに少し泣きそうになる。
 だけどそれをわかっているテヒョンは、WINGSツアー中に上手く歌えなくて自分にイライラしているジミンを、無理矢理にでも引っ張って連れ出したんだろう。*1
「大丈夫か」と声をかけても返事をしないほどピリピリしたジミンを、自分へ寄りかからせるためなのか、少し外の空気を吸わせるためなのか、張り詰めたその空気を他の人にも伝えているからなのかは分からないけれど、優しくも確実にテヒョンから手を取ったことでようやく甘えられる状態になるんだろう。

 テヒョンが書いた「그므시라꼬(クムシラッコ)」のジミンへの詩*2を聞いた時、ジミンは自分へのストレスが本当に多そうだなというわたしの考えが、確認されたように感じた。
それでもテヒョンとは、テヒョンとしかわからない悩みや葛藤、感情を話し合っていたんだろうし、ナーバスな時はお互いに頼る存在だからこそ、テヒョンにはジミンが自分を責めているのが痛いほど伝わっていたんだろう。
 だからテヒョンはジミンの努力を肯定するし、一生懸命に頑張っている姿を知っているから、ステージに立つ彼はテヒョンの中で一番格好いいことに変わりはないんだろう。
また彼も彼でテヒョンは純粋な心を持つとても優しい人間だと知っているから、信頼を寄せているんだろうと思う。お互いにお互いをベストだと思っているから。もしかしたら支えてもらっていることへの感謝から、特別な「first jimin present」でのジャケット写真は「Best photographer」のテヒョンに任せたのかなと思う。*3

 

 ボンボヤ3でナムさんと自作曲について胸の内を、作曲していることを、恥ずかしそうに話していたけれど、ナムさんだからこそ話せたのではないかと思った。*4
 もちろん「Lyrics by Jimin, RM」と記載があるように作業を一緒にしていて、ナムさんが沢山作詞作曲の経験があるからという理由もあるかもしれないけれど、誤魔化さないでいつも優しく真摯に受け止めてくれる彼だからこそ、あの時話してみようと思ったのかなと。
 実際その時のナムさんは、作詞作曲に対して不安を持ち続け、何ヶ月もかけて上手くやろうとするジミンを説得し、肯定もするし褒めてもいた。
周りの人に優しいジミンは、自分には少し厳しい人で、でも認めてもらいたい気持ちも強いから、どこか吐き出せる場所があるのか、あったとしても彼の内からすっきりと無くなるまで話し解決するのかが不思議で。
 おそらくメンバーは、それぞれ形は違えど受け止めてくれるし言葉を返してくれると思うけれど、彼自身の基準がある限りすぐには悩みの解決まではいかないんじゃないかと思う。多分それはこれからも出来るようになるには少し難しいことで、必ず出来なければならないことでもなくて。それでも何か変えることによって、少しはジミン自身の負担を減らすことにはなるんじゃないかとも思う。

 だからこそ今回の自作曲で、胸の内を優しい言葉で吐き出してくれた彼は、それによって少し荷物が下ろせていたらいい。
アミのためへの歌とも話しているけれど、わたし個人としてはとてつもなくジミン本人の歌に偏っている気がしている。
 2018 MAMAで顔を隠すように泣いていた彼も、WINGSにて泣かずに「成長したでしょう?」と耐えた彼も、自分の声や歌い方に納得がいかずひたすらに練習する彼も、体の故障によりパフォーマンスが出来なくて情けなくて泣いてしまう彼も、誰よりも練習の虫となり努力する彼も、みんなみんな一人で立っているようで。
それでも「ひとりで座り込んで、考えだけが大きくなる」自分に気がついたのは周りの支えがあったからじゃないかと思う。だから一人で立っているようでそんなことは決してないし、そう気付けたのは他ならないメンバーやアミの影響が大きいのではないだろうか。

 

 ユンギさんへの「もっとジョングクのように(歌を)上手くならなきゃ」という言葉が、そもそも実力が足りていないこと前提に聞こえ自己評価の低さが伺えた。*5

 ジョングクがSONGSで話していたけれど、ジミンは確実に多くの努力と才能で上り詰め、今の人気を勝ち取ったのは事実であって。なのにまだダメだと言うように、WINGSツアー中もジミンは練習の時間が取れなかったのが残念だと話していた。
 人気アイドルの道を着実に進むBTSは、練習生時代より撮影やインタビューなど仕事が多くなったために、練習時間が取れないのは当たり前ではないのかと思う。ただそれを理由にしないところは良いところでもあるけれど、自分への負荷の掛け方の加減が分からなくなっているのかなとも思った。

「"できない"というストレスはできるようにならないと解消されることはない」と話すジミンは、とてつもなく完璧主義者に見える。自己評価が低く、承認欲求もそこそこにあるけれど、頑固な面もあるために周りが褒めようが認めようが、結局は自分の基準を超えなければ納得がいかないのではないだろうか。

 ナムさんが「(ジミンは)上手くやろうとすると何も出来ない」と話すように、真面目な優等生ジミンゆえの上手くやろうとする負荷のかけ方だろうと思う。
ただその部分は彼を思う周りからすると、ほどほどであれば向上心があるとして良いけれど、度を越した責め方は心配になる。また多くの人前に立ち世間の代弁者としてのBTSであり、心身ともに駆使する仕事をしている分、壊したら元も子もないのでプロとしてもう少し基準を緩めてもいいのではと思う。
 もしくは自分への負荷を周りに少し預けることも出来るんだよ、と。上手くやろうとしなくとも、むしろ少し肩の力を抜いた方が上手いんだからとメンバーが話すように。
ただそういったことは性格の問題なので、本人は元々感じてはいなかったんだろうけれど。アイドルとしてプロとしてメンバーと過ごす中で気付いていき、自分でもいつからそんな苦しめ方をしているかなんて分からなくて、でも自分でもすぐに変えることなんて出来ないから、さらに自分自身を騙し隠し通すか平気なフリをしていて。

 それでも今回の歌でその葛藤を上手く昇華させたのかなと思うと、本当に本当に長い時間をかけて作ってくれて良かった。
 コンプレックスがおそらくこちらが思うよりも沢山あるジミンが、一つ一つ、少しずつ少しずつ、それを愛することが出来たら、自分自身を愛することが出来たら、それはもう何よりもわたしが望むことであって、世界に愛されるパクジミンは自分自身を愛することができるパクジミンであって、それほど幸せなことはないと思う。
ここでの自分自身を愛するパクジミンとは、決して今までのジミンを否定するものでもないし、ナムさんも話していたけどナルシズムという意味でもなく、むしろ今までのジミンがいるからこそ多くの人に愛されるアーティストだと思うので、自分を受け入れるという形に近い。

 何より今回の歌が、ジミンの思いをのせた自作曲が出来たのは、彼がいつも丁寧に、素直に気持ちを歌で伝えてくれる「BTS」であったからでもあるのかなと思う。

余談だけれど、ここまで書いた後に新年の挨拶(Bomb)を見て、わたしが上記で示したようなジミンに感じたことは間違いではなかったかなと思えたので、少しほっとした。*6

 

 2018年末のSBS歌謡大祭典レッドカーペット*7でも約束ポーズをとる時に、こっそり小指を引っ張ってからポーズをとる姿を見たとき、本当にすごくかわいい仕草だけれど、やっぱり彼にとっては人よりも少し短いぷくぷくとした小指はあまり見せたいものでもないのかなと。
それでもその小指で指切りをして、約束をして、と自ら歌うジミンは沢山の勇気をそこに込めたんだろうと思う。
それを想像しただけで、パクジミンのモンペを謳うわたしは親のような母性のような、とてつもない愛おしさが溢れる。

SBS-2018歌謡大祭典-レッドカーペット

出典:footwearnews.com

 

 沢山の努力と沢山の勇気を込めてくれた약속は、あまりにも素敵な音楽となり、ジミンちゃんの心の内を少し垣間見れた気がしてとても嬉しい。
 わたしは音楽の専門的な用語やメロディの作り方、楽器の引き方すらわからない素人だけれど、パクジミンの声が好きだし歌い方、声の出し方、雰囲気の作り方がただただ好みで、本当にアイドルになってくれてありがとうと感謝したい。
 少し息の入る歌い方は色っぽくて、でも柔らかい優しい雰囲気で、静かにひっそりと、体を小さくしながら膝を抱えて、ゆらゆらと揺れて歌う姿が浮かぶようだ。

そろそろパクジミンをこの世に産んでくださったご両親に感謝し、パクジミンが存在する世界に感謝する勢いだから終わろうと思う。

 

 これからもジミンちゃんには沢山の愛と関心が必要だと思うので、약속をしてくれたジミンちゃんにわたしができる範囲で愛と関心を与え続けると約束したい。

 

 

 

 

 

初掲載:2019.1.2 noteにて
再掲載(加筆修正/出典記載):2021.1.25

 

 

*1:2018年公開 Burn the Stage: The Movieより
日本版はカットされたシーン

*2:Run! BTS ep.56より 21:11~
「ダイエットのせいで 音を外したせいで
舞台でミスしたことであまりストレスを感じるな クムシラッコ
お前はステージで何をしても 僕が見た人の中で
最も素敵な人であることに 変わりはないから うるうる」

*3:sound cloudでのURLファイル名が「firstjiminpresent
BANTANG BLOGで「열어보기(開けて表示)」を押すとジャケット写真の下に「Special Thanks to V , Best photographer」と記載

*4:2018年10月 BON VOYAGE S3 Ep.3
www.vlive.tv

*5:2018年 Burn The Stage EP.6

*6:[BANGTAN BOMB] Happy New Year 2019! - BTS (방탄소년단)

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*7:[2018 SBS 가요대전] '레드 카펫 포토타임 '방탄소년단'

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勝手な期待と失望

helleborus

Foto-RabeによるPixabayからの画像

 

 人間、感情が入るほど勝手に期待するし勝手に失望する。

そう脳内に組み込まれているから仕方ないと言えば仕方がないけれど、わかっていてもそれに惑わされ振り回されるとやってもうたなあと後悔する。

そんな感情論でどうにかなるもんでもないしそもそも自分と違う個体な時点で思い通りに操作できるわけもないんだけれど。

冷静に判断すればわかることが感情だけでこんなにブレるのはいかんともしがたいし、己の自我をどこまで抑制してどこまでコントロールすればいいのか。

 終わりはないように見えるけれど、そんな無意識的な、潜在的なものに振り回されたくはないので少しずつ改めていくしかないなあ。

と、仕事をしていて思うことがあった。

 

「相手を変えるより、自分を変えた方が早い」とは初めはどこで聞いたか忘れたけれど、意識しだしたのは母親と話し合った時だったように思う。

まさにそうだな、とこの言葉の意味を理解した。

それは失望にも似た、諦めのようなものだったのかもしれないが、怒りよりもはるかに落ち着き、気持ちが楽になったと思う。

 怒りは一次感情であると理解した次は、二次感情である悲しみか、哀れみか、はたまた悔しさかを理解する、という流れも少し似ている気がする。

そしてそこが本質であり、それをどう扱うか、どう受け止め行動していくかによって変化は起こると思っている。

 

相手に何を求めていたのか

 - 仕事や意識の改善を求めていた(期待)

なぜ求めたのか

 - 自分が継続していることに意味があると感じたかったから(肯定感)
 - 自分で自分を認めることに慣れていないから、他者を使う方法をとった(経験不足)
 - 会社の実績を上げたかったから(達成感)

なぜ意味がないと感じるのか

 - 相手に変化が見られなかったから(失望)
 - 自分が期待するパフォーマンスを得られなかったから(悲しみ)

どうすれば求めているものを得られるのか

 肯定感 自分を褒める、基準値を下げる、肯定された時の言葉を思い出す
 経験不足 成功体験不足、自己肯定感をあげる
 達成感 満足のいくパフォーマンスをする、話し合い内容を詰める

 

 また、これ以外にも思考整理するにあたって考えたことを並べておく。

・こうすれば良いのかもしれない、という自分の考えや知識・体験だけで成り立っている。

・純粋に良くなる方向を望んでいると思っているため偽善ではないが、方法の押し付けである可能性も否めない。

・善か悪かしかない極端な考えではないが、成果が見られないことを「やり方が間違っている」と判断してしまっている。
 - 方法や行動といった表面的なものに囚われ、行動に移るまでの思考の流れや性格などをあまり考慮できていないかもしれない。

・他者が行っていたかもしれない改善、または考えを考慮していない。

・ただ、今回の件は1年以上成果が見られないために落胆、失望したことが前提である。

 

 理解していても人は勝手に期待し、勝手に失望すると思うが、その奥にある本質を多面的に捉え、今後の改善へ利用できるようにしていきたい。

 

 

ハルコさんの人間性

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出典:https://pin.it/2ME8HPe

 ハルコさんの人間性がすごいと思う話。
ハルコさんとはあの有名なバスケ漫画スラムダンクのヒロイン"赤木晴子"さん。
最近アニメを見始めた物凄くにわかのわたしが気になっているハルコさん。

 アニメや漫画をそれなりに嗜んできたわたしは、漫画好きでなくともタイトルぐらいは知っているであろうあのスラムダンクを読んだことも見たこともなかった。

 見始めた理由は重要ではないので割愛するが、そのアニメをまだ11話ほどしか観ていないわたしが主人公桜木くんでもなく、当時アニメオタ女子の初恋を掻っさらった(かもしれない)と噂に聞いている流川くんでもなく、めっちゃかわいい顔したヒロイン赤木晴子が気になっている。

 

 第一印象はかわいい。
 あのリアルさをもってしてめっさかわいい顔してんな、というのが第一印象。(当時は"今のかわいい"と違ってしっかりと目、鼻、口がある作画が多いが個人的にはこちらの方が好き)

 ただヒロインといえば主人公を好きか、もしくは無自覚無意識に主人公を煽って惚れさせていく、どちらかといえば女性オタクに不人気、というイメージであるが、ハルコさんはヒロインたるヒロインとして存在していた。

そう感じた理由を少し考えてみたいと思う。

 

中身を見て惚れ込むタイプ

 まだアニメ11話しか観ていないにわかなので今後どうなるのかを知らないが、物語の開始現在は流川くんに片思いしている女の子である。

かわいい子がイケメンを好きになるのは全く珍しくはない。

 しかし理由が顔だけではなく、中学時代の圧倒的才能溢れたプレー姿を見て惚れ込んでいったことがまずポイント高い。
まあイケメンが汗を流しながら格好いいプレー姿を見せればそりゃ惚れるわ。

 

適度な無邪気さと丁寧さ

 ハルコさんのこととなれば見境無くキレるし頑張るし全くルールの知らないバスケまで始めちゃう桜木くんは、なかなか単純そうに見えて周りは苦労しているように思う。
しかしそんな桜木くんから惚れられていること関係なしに、非常に人の扱いがうまいのではないかと思う。

 そもそもバスケットボール自体を親の仇かというほど嫌っていた桜木くんを、一瞬でスポーツマンに目覚めさせたシーン。
 初対面だからか、敬語で話かけまずは自分から名乗り「バスケットボールはお好きですか?」と話題提供をするところ。

物語の進行上、少しスキンシップが激しいことや唐突な話なのは否めないが、敬語で名前を名乗ることが個人的には素晴らしいと思う。

 ちなみに桜木くんもずっと「ハルコさん」呼びで敬語なのがかわいいし好印象。この当時の男性キャラは今とは異なった女性への優しさがある気がする。

 そこで知り合ってからというものの、他の女生徒が悪い噂があると言って近づかない桜木くんに遠慮なく声をかけていく人間性
人を見かけで判断せず、噂も気にせず自分が接した面を信じているところ、そしてその噂話に同調せず自分の意見を嫌味なくはっきりと言うところは好印象でしかない。

 

肯定して諭す

 これが一番の理由かもしれない。

 バスケを知らない桜木くんがボールを手に持ったままゴール下に走ったり、基礎練習が嫌になっている桜木くんに「それは違う」とか「そんなことも知らないの」なんてことは一言も言わず、とにかく褒める。

「すごい」「すてき」「桜木くんならできる」「こういう良いところもある」と肯定から入るところは、そう簡単に真似できるものでないと思う。それを素で、顔と声の全てで伝えるところは一層すごい。

 そして次には根本としてなぜそう思うのか、なぜそれが必要なのか、どういったものなのかを優しく且つ自然に桜木くんに伝えるところは、人にものを教える立場としてとてもうまいと思う。

 

 悩みに対してネガティブすぎず、勘違いしたことや、自分の間違いを認めてしっかり謝りにいくところも素晴らしい。

 天真爛漫で行動力があることはヒロインによく見られるのかもしれないが、それに加えての礼儀正しさ、優しさ。

ただ無邪気であるだけでなく、しっかりと自分を持ってして相手を肯定する力、素直に伝える力があるとても魅力的な子だと思う。

 

 そんなハルコさんが気になることもあり、スラムダンクを今後も観ていきたいと思うし、ぜひわたしのように有名すぎて逆に観ていない人にもオススメしたい。

 ハルコさんだけではなく、ストーリーのテンポも良く、桜木くんの単純ながらも根性があり頑張っていく姿、天才でイケメンながらも性格が少しクールすぎる流川くんなど、他のキャラクターも気になるので楽しむことにする。

 

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憧れと共に生きる

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憧憬と尊敬

 憧れの人、と聞いて浮かぶ人は誰なのか。そもそも"憧れ"とは。

 理想とし強く心惹かれること、憧憬、思い焦がれること。と辞書を引けば出てくるが、わたしには"尊敬"という言葉の方がすぐにその感情に当てはまる人物が浮かぶ気がする。

 個人的には憧れと尊敬は、理想とする、つまり自分がその人のようにありたいと願うか、第三者としてリスペクトする、つまり到底その人にはなれそうにないけれど自己の価値観に当てはめて敬うか、の違いがあると思っている。

 わたしの憧れとはなんなんだ。

 尊敬の念は持ったことはあれど、果たして憧れてまでいるのか。その人のようになりたいと思っているのか、少し難しいことだった。

 

 職場で「憧れの人を3人挙げて」と言われた時に、わたしは誰かに憧れたことがあるのか?と尊敬とはまた違うよな?と、戸惑ったのが悩みの始まりだった。

 

 ではそもそもなぜわたしは尊敬の念は持てど、憧憬の念は持たなかったのか、持っていたとしても意識をしなかったのかを考えた時に、わたしの中ではどうやら"推し"に対する感情にそれも少し入っているようだ。

 よくわたしは推しになる人物がいると、その人になりたくなる。髪型もプロポーションも、仕草や行動までも「この人になりたい」という感情が一部に存在する。

 だからそのままできることを真似をする。

 それは推しでなくても、どうやら学生時代からその傾向があったなと思う。

 その子の字の書き方から考え方、服装や好みまで、それがかわいいと思い、素敵だと思い、かっこいいと思うために真似をしていた。

 自分との共通点を見つけ、少しでもその子に近づくために。それがおそらくわたしの中の"憧れ"の表現だったように思う。

 実際、字を真似していたときは別の友人に「字が似てるからどっちかわからん」と言われたことがあり、嬉しかったことを覚えている。

 こうやって事実を書き連ねていると、少し気持ち悪いな自分、と思わなくもないが、その憧れの対象となった友人2人とは今も付き合いがある。また友人もわたしに、わたしも友人に、お互いに尊敬しているところがあると理解しているので良い関係であるのが幸いだ。

 

 こうやってみるとわたしには”憧れ”の対象は存在していた。

 ではなぜそれが年齢を重ねるにつれ薄れていっているのか。おそらく理由はいろいろあるが、対象となる人物が身近に存在しなくなった。自分の限界やその人にはなれないことを知った。推しへの感情に混ざるものとしては、その人を汚したくない世界を崩したくないという感情。

 だからこそ"尊敬"という感情はわたしの中ではとても便利だった。

 自分が干渉しない、けれどもその人を思い、敬い、別世界の人間としてどこか一つの壁ごしにみることが出来る。だからこそ尊敬はすれど憧憬となると困るのだ。自分がその人に近づくということに。近づけば近づくほどさらに自分の感情が乱されるようで、怖くて不安で、コントロールができなくなることに。

 

 しかしそれはただの想像や妄想にすぎない、かもしれないことを知った。

 近づいているようで、他者のままであり、現実で交差することがない限り到底そんなことは妄想でしかなかった。

 だったらとことん、憧れ、敬い、模倣し、自己の成長のために使おうではないか。

 そこまで考えることができたのはおそらく今の職場環境も大きく影響している。また、わたしが尊敬する1人でもある当時20歳だったキムナムジュンは「人生の人質になったのなら、野望を選択しなきゃ*1 」と話す。

 4年後、24歳であるナムジュンも「僕はまだ人生の人質だ*2」と歌う。

 わたしは「人生の人質」という、残酷で現実的で、的を射ている言葉がとても好みだ。好き、というよりも一番しっくりきた。だから心根にはその言葉を持っている。

 死ぬために生きているわけではないが、どうせ生きていくのであれば人間らしく生きたい。人間らしいとは何か、人たる人とは。

 それが何かも、まずわたし自身のこともわかってはいない。

 ただ束縛されていると思うのなら、生かされていると感じるのならば、せめて自分が人間だと思う人間になればいいのではないか。自分を肯定するために自分を認めるための手段として、憧れとする人に近づこうとする。

 そういったことでいいのではないか。

 

 

自問自答

 目標とする人とはどんな人か。
 余裕を持ち穏やかで安定した人間でありたい。

 穏やかで安定したとは?
 自分の考えを持ちながらも感情論で考えず、多面的に俯瞰的に物事の本質を捉え、人としてあれる人。

 なぜそう思うのか。
 落ち着いて対処できることで感情に揺さぶられないため、自分にも周りにも穏やかである。自分の考えを持つことで芯があるため安定して何事も行動できる。ブレがない。頑固とは違う。

 どうしたら近づくのか。
 実際にそうだと思う人は何をして何を考えどう行動しているのか。
 つまりそこが理想とし、そうありたいと思う"憧れ"ではないのか。

 

 

憧れとする人

 尊敬するものを持つ人は、直接関わりのある人、ない人限らずだとありがたいことに3人以上はいる。
 ただわたしが知るその人の全てを思い浮かべた時に、そうありたいかと考えるとどうなのだろうとも思う。
 他人になることはできないが、その人の一部を自分に取り入れていくという意味で、現在わたしが憧れとする人物を3人と理由を挙げておく。

 

・ミン ユンギ(BTS/SUGA)
冷静に物事を捉える
俯瞰的で達観した考え、物事の見方
先見性がある
口下手だけど深い愛情を持っている
何事においても全て平等に扱う
慈善事業に積極的で世界平和を望む
博識
夢を常にもつ超現実主義者
首尾一貫としている
運だとしても有言実行
それとして在るものを受け入れ、ないものはないとする考え方

 

・キム ナムジュン(BTS/RM)
両価的な物事の見方
読書家
頭の回転が速い
本質を捉えるのが早く上手い
常に自己について考え世界について考える
勤勉家
語彙力、表現力が豊富でユーモアのある発信力
一貫性があり誠実な物言い
視野が広い
時代と世界の流れに目を向け自分の立ち位置を常に考えている
人間らしい
知識が豊富でそれをうまく活用する多面的な考え方
共に考え、相手にも考えさせる力

 

・パク ジミン(BTS/JIMIN)
わたしが知る人の中で一番の努力家
愛情深い
大切な人に優しく自分に厳しい
感情表現、表情が豊か
よく人を見ている
素直
愛嬌がある
図々しい
柔和(になった)
何事も妥協をせず突き詰める力
表現力
愛し、愛される力
洗練されたプロポーション
慈悲深い

 

 正直BTSのメンバーにはそれぞれ尊敬し、憧れているところがある。

 そのため他のメンバーにも羨ましく思うこともあるが、現在のわたしが一番必要としている要素を持つ3人を挙げた。

 おそらくわたしはユンギさんにはインプットの方法を、ナムさんにはアウトプットの方法を、ジミンさんには人間性としての憧れを抱いているのではないかと思う。

 

 この対象は変わるかもしれないし、変わらないかもしれない。
だけれどわたしが欲しいと思うものをたくさん持っている事実は変わらないだろう。

 ただ、今年も柔らかに抱きながら生き延びよう。

 

 

 

 

 

*1:2014年8月29日 방탄소년단 公式Twitter

*2:2018年10月23日 Mixtape「mono.」forever rain より

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