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勝手な期待と失望

helleborus

Foto-RabeによるPixabayからの画像

 

 人間、感情が入るほど勝手に期待するし勝手に失望する。

そう脳内に組み込まれているから仕方ないと言えば仕方がないけれど、わかっていてもそれに惑わされ振り回されるとやってもうたなあと後悔する。

そんな感情論でどうにかなるもんでもないしそもそも自分と違う個体な時点で思い通りに操作できるわけもないんだけれど。

冷静に判断すればわかることが感情だけでこんなにブレるのはいかんともしがたいし、己の自我をどこまで抑制してどこまでコントロールすればいいのか。

 終わりはないように見えるけれど、そんな無意識的な、潜在的なものに振り回されたくはないので少しずつ改めていくしかないなあ。

と、仕事をしていて思うことがあった。

 

「相手を変えるより、自分を変えた方が早い」とは初めはどこで聞いたか忘れたけれど、意識しだしたのは母親と話し合った時だったように思う。

まさにそうだな、とこの言葉の意味を理解した。

それは失望にも似た、諦めのようなものだったのかもしれないが、怒りよりもはるかに落ち着き、気持ちが楽になったと思う。

 怒りは一次感情であると理解した次は、二次感情である悲しみか、哀れみか、はたまた悔しさかを理解する、という流れも少し似ている気がする。

そしてそこが本質であり、それをどう扱うか、どう受け止め行動していくかによって変化は起こると思っている。

 

相手に何を求めていたのか

 - 仕事や意識の改善を求めていた(期待)

なぜ求めたのか

 - 自分が継続していることに意味があると感じたかったから(肯定感)
 - 自分で自分を認めることに慣れていないから、他者を使う方法をとった(経験不足)
 - 会社の実績を上げたかったから(達成感)

なぜ意味がないと感じるのか

 - 相手に変化が見られなかったから(失望)
 - 自分が期待するパフォーマンスを得られなかったから(悲しみ)

どうすれば求めているものを得られるのか

 肯定感 自分を褒める、基準値を下げる、肯定された時の言葉を思い出す
 経験不足 成功体験不足、自己肯定感をあげる
 達成感 満足のいくパフォーマンスをする、話し合い内容を詰める

 

 また、これ以外にも思考整理するにあたって考えたことを並べておく。

・こうすれば良いのかもしれない、という自分の考えや知識・体験だけで成り立っている。

・純粋に良くなる方向を望んでいると思っているため偽善ではないが、方法の押し付けである可能性も否めない。

・善か悪かしかない極端な考えではないが、成果が見られないことを「やり方が間違っている」と判断してしまっている。
 - 方法や行動といった表面的なものに囚われ、行動に移るまでの思考の流れや性格などをあまり考慮できていないかもしれない。

・他者が行っていたかもしれない改善、または考えを考慮していない。

・ただ、今回の件は1年以上成果が見られないために落胆、失望したことが前提である。

 

 理解していても人は勝手に期待し、勝手に失望すると思うが、その奥にある本質を多面的に捉え、今後の改善へ利用できるようにしていきたい。